Hayakawa novels
プレイ―獲物〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152084873
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

夢の先端技術、ナノテクノロジーに潜む恐怖。

著者等紹介

酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白のヒメ

44
ナノマシンが学習し、己の力で繁殖するために、驚くスピードで集団進化を遂げ、研究者達に襲い掛かる。知的な専門用語で埋め尽くされた文章ながら、そのページターナーっぷりは物凄い。普通小難しい内容だとページを捲る手も遅くなるものだが、そこはさすがのクライトン。一級のエンタメ小説になっていた。しかし、最後の一文がキリストの言葉「神よお許しください。彼らは何をしているのか知らないのです」を彷彿とさせ、読後に残る不気味な余韻は、これはフィクションだからと笑い飛ばせないものがあった。・・・とても勉強になりました。2015/03/21

GaGa

28
上巻の後半から下巻にかけて、全くストーリーが変わったかのように畳み掛けてくる。ただ、対象物には新しさはあるものの、大まかな内容は実は新しさがなく、敵との知恵比べも前段に用意していた伏線の回収でしかないのは寂しい。それと結果「増殖」を最終的に目的にしているようだが、もとより知性がないのに?これはプログラムによるもの?それとも持ち合わせた本能?クライトン作品ならその辺も拾って欲しかった。2011/09/06

GASHOW

4
以前の研究が昆虫で行われるのは彼らは人間よりも世代が短期間多く変わるからだ。ナノロボットの進化と一緒に興味深い話しになっている。人工知能のディープラーニングもそうだが人類が学習と言う進化をナノロボットにあたえると、とんでもない結果を招く恐れがある。2018/04/23

カザリ

4
面白かったし、一級のエンタメではある。けれど、感動はしないんだよね。いわゆるクライトン流の展開、ハリウッド的展開ではあるんだけど、古さも漂う。新しい形のエンタメのために、乗り越える壁みたいな気がした作品。生物学、ウイルスの進化適応についての話はキレがよくて面白かった。こうなったら、ニュートン定期購読?という気にもさせられる。クライトン、大好きでした。お疲れ様~w2013/06/02

もぐらけい

3
おもしろかったよ。 上下通して楽しめました。 マイクル・クライトンの作品の中でもかなりの傑作だと思うのですが。。。2009/07/16

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