Hayakawa novels
プレイ―獲物〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152084866
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

失業中のコンピュータ・プログラマーのジャック・フォアマンは、ナノテク(超微細技術)開発に携わるハイテク企業、ザイモス社に勤める妻ジュリアの様子がおかしいことに気づく。まるで別人になったかのように、性格、振る舞いが一変しているのだ。さらに、末娘に原因不明の発疹が現われたり、不審な人影が徘徊するなど不可解な出来事が相次ぐ。おりからザイモスでは、想像を絶する異常事態が起きていた。ネヴァダ州の砂漠に建設された製造プラントから、偵察用カメラとして開発された分子機械(ナノマシン)が流出し、制御不能に陥ってしまったのだ。ナノマシンには生物の“捕食者―被食者”の関係がプログラムされており、以前勤めていた会社でこのプログラムの開発にあたったジャックは、事態収拾のためにプラントへと赴く。しかし、ザイモス社独自の技術により開発されたナノマシンはウイルスのように自己増殖を始め、予想をはるかに超えるスピードで進化を遂げていた。野生化したナノマシンは、獲物を狙う捕食動物のようにスウォーム(群れ)となって人間への攻撃を開始した!暴走したマシンを破壊する手だてはあるのか?はたして人類は生き残れるのか!?テクノロジーの暴走に警鐘を鳴らし続ける巨匠が放つ未曾有のハイテク・パニック・サスペンス。全米で200万部のブロックバスターを記録し、20世紀フォックス映画化も決定した超話題作。

著者等紹介

クライトン,マイクル[クライトン,マイクル][Crichton,Michael]
1942年、イリノイ州シカゴ生まれ。ハーヴァード大学で人類学を専攻後、ハーヴァード・メディカル・スクール卒業。在学中からミステリを書きはじめ、1968年に発表した『緊急の場合は』でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞し、69年の『アンドロメダ病原体』が世界的ベストセラーとなる

酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白のヒメ

46
ナノテクノロジークライシス。こういった科学的な分野には滅法暗くて、専門用語にはついていきづらいのだけれど、物語がいわんとしている危機のあまりの凄さにぞっとする。生き物に似せてプログラミングした人工物が、似せて作られたからこそ、生物のように動き出す。そして、それは作った人間の手を離れ、本当の生き物のように学び、自己繁殖しだすのだ。クライトンは科学者でもあるのだけれど、彼の書く小説には常に「神」というテーマが底にあるようだ。科学で神と並ぼうとしている人間のうがった傲慢さに、警笛を鳴らしているのだろう。下巻へ。2015/03/20

GASHOW

4
既にカメラを飲む時代になっている。血管の中にナノロボットを入れて使用する技術の開発が進んでいる。人類が微生物に気がついたのは20世紀になってからなのに気の早い話だ。ナノコンピューターは生物兵器と同じ位恐ろしい結果を招く恐れがある。現実味がある話なのですごく面白い。2018/04/23

レイス

1
父と母の逆転仕事っぷりは微笑ましいが、早くナノマシンやsfを読みたくてうずうずした。そしてやはりクライトンは面白い。同じパターンかもしれないけど、やはりテクノハザードを必死に鎮圧するのは面白い。2019/01/19

bluesunset

1
第2部からの加速が止まらねぇ〜!2012/11/22

MTN

1
想像力がいるけどおもしろかった2011/08/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/518057
  • ご注意事項