私の人生にゴールはない―視覚障害を持ったトップ・アスリートの挑戦

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152084507
  • NDC分類 782.3
  • Cコード C0098

内容説明

スタルガルト病という難病のために視覚の大半を失いながらも、アメリカのトップ・アスリートとして活躍する女子陸上選手マーラ・ランヤン。シドニー・オリンピック1500m走では8位入賞を果たし、世界中のメディアがその快挙を報じた。だが、ランヤンはその結果に満足せず、2004年のアテネ五輪を目指しトレーニングを再開する。その後5000m走では米国室内記録を樹立し、マラソンへの挑戦の意志も表明した。しかし、彼女は複雑な思いも抱いていた。素晴らしい成績も障害の裏に隠れてしまう。私は何かをなさなくてはならない…。彼女の飽くなき挑戦は続く。彼女には、文字通り、ゴールラインが見えない。いまスポーツ選手として、障害者として、彼女自身がその眼を通して見た世界と激動の半生を、力強く綴る。

目次

第1章 私に見えるもの
第2章 大きなE
第3章 音楽に囲まれて
第4章 眼のことは秘密
第5章 人の手を借りながら
第6章 たった一人のレース
第7章 ユージーン
第8章 百分の一秒
第9章 選考会
第10章 シドニー
第11章 未来はまだ書き込まれていない

著者等紹介

ランヤン,マーラ[ランヤン,マーラ][Runyan,Marla]
1969年、カリフォルニア生まれ。米国陸上界きってのトップ・アスリート。シドニー五輪の1500m走に出場し、8位入賞を果たしたほか、5000m走の米国室内最高記録保持者でもある。スタルガルト病により9歳で視覚の大半を失い「認定視覚障害者」となる。以後わずかな周辺視野だけを頼りに生活するが、持ち前の負けん気と人一倍の努力で、バイオリン、サッカー、写真などに挑戦。高校・大学と優秀な成績で卒業し、大学院では障害者教育の分野で修士号を取得している。高校時代に陸上を始め、大学では七種競技で活躍。ランナーに転向後、その素質を開花させ、2つのパラリンピックで5つの金メダルを獲得したが、自分の居場所はそこではないと感じ、オリンピックを目指す。シドニー大会でその夢は現実となった。2002年10月現在、3000mと5000mで年間の国内最高記録を持ち、11月にはニューヨークでマラソン・デビューも果たす

鹿田昌美[シカタマサミ]
大阪府生まれ。国際基督教大学卒
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感想・レビュー

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あこぶ~

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世間では10連休と騒いでいますが、図書館はずっと開館でありがたいことです。私も休みなく働きます(笑) そして予約本の取り置き期間が迫っています。借りてる本が読めてないのに、次から次へと予約するせいだな。2002年に出版されたコノ本。現在はどうされているのかな?[国内では情報が得られませんでした。しかたないので、英語もHPを探したところ、ご本人のHPが見つかりました。今は引退して講演活動等をしているようです]と書かれたブログにたどりついた。2009年の記事。マーラ・ランヤン氏は1969年生まれ。2019/04/27

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