史上最大の発明アルゴリズム―現代社会を造りあげた根本原理

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  • サイズ B6判/ページ数 393p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152083821
  • NDC分類 418
  • Cコード C0041

内容説明

数学史の最重要項目、その「発明」にかかわったあまたの数学者・思想家の意外な人間ドラマを随所にちりばめた、アルゴリズム形成の物語。

目次

宝石商のビロード
スキームの市場
疑いの目
疑り屋のブルーノ
貨物列車と故障
ヒルベルト、指揮権を握る
ウィーンのゲーデル
危険な学問
抽象への飛翔
テューリングの仮想機械
遅すぎた後記
理性の孔雀
時間対時間
精神の産物
多くの神々の世界
クロス・オブ・ワーズ
キーウェストにおける秩序の観念

著者等紹介

バーリンスキ,デイヴィッド[バーリンスキ,デイヴィッド][Berlinski,David]
1942年、ニューヨーク生まれ。コロンビア大学で中世史を、その後プリンストン大学で分析哲学と論理学を学んで博士号を取得。スタンフォード大学で哲学と論理学を、ラトガーズ大学で哲学を教え、パリ大学では数学教授を勤めたが、82年にアメリカに戻ってからは著述業に専心する。数ある著書のなかでも、アルゴリズムと並ぶ科学上の大発見、微積分をテーマに書いた、A Tour of the Calculusはベストセラーとなった。現在はパリ在住

林大[ハヤシマサル]
1967年、千葉県生まれ。東京大学経済学部卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

293
数式を扱う話だけど色々なエピソードが混ざり読みにくく感じた。あまりたとえ話を入れすぎるのも考えものだな。肝心のアルゴリズムについてはよくわからなかった。2017/02/19

KTakahashi

1
骨の折れる本でした。教科書体で書かれているフィクションの物語を飛ばしながら読みましたが,論理学が難しくて進みません。 チューリングマシンの章は昔読んでいたのでスピードアップできました。最近,チューリングの映画(エニグマ)を見ていたので,天才ぶりがリアルに想像できました。2015/07/25

樹海迷路

1
わっかりませ~~ん!はははは。冗談はさておき、変わった本である。著者がどういった人物であるのかは知らないが独特の"凝り"を持って書いている。ユニークだが素人にはありがたくない話だ。科学上の偉大な概念、一つは微積分、もう一つがアルゴリズムだという。アルゴリズムが定義されるまでの、論理学者や数学者の話から、その生い立ちを語り、アルゴリズムのトピックまでも語るのだが、ド素人の私にはなんかすごいぞと感じるだけ。別途に、アルゴリズムの入門書を読んでみようと思う。2013/09/05

かじ

1
巡回セールスマン問題の解法としてのアルゴリズム等々、聞いたことのある話もぽつぽつと出てくる。さらには、アルゴリズムを包含するものとしてのDNAの塩基配列まで。分子生物学もアルゴリズムかぁ、と思うと概念としては本当に広範なものなのだと今さら気づかされる。一読で理解するのは、私なんぞには相当無理があるが、その世界の広がりだけは感じることができたのではないかと。同じような言葉を少しずつすり替えていって最後には別のものに変わっている、というのがなんとなく「なんか円城塔読んでるみたい」とか思わされる感じだった。2012/11/13

うんの

1
変な本だなあと訝しながら読んでたけど訳者も後書きで奇書だって言ってるから安心した。2012/05/12

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