Hayakawa novels<br> 消えた少年たち

Hayakawa novels
消えた少年たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 497p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152081216
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

フレッチャー一家は、インディアナのヴィゴアからノースカロライナのストゥベンへと、新天地を求めて引っ越してきた。フレッチャー家の三人の子供のなかで、長男のスティーヴィはこの引っ越しにいちばんショックを受けていた。もともとひとりで遊ぶのが好きな子供だったが、その孤独癖はだんだんひどくなっていく。やがて、そんなスティーヴィに何人かの友達ができたようだ。だが、彼の話には腑に落ちないところがあった。だれそれと遊んだといって帰ってくるのだが、家の外で見かけるスティーヴィはいつもひとりだったのだ。その繊細さゆえに、学校でも友達ができず、空想の友達をつくったのか?そのころから、フレッチャー一家のまわりでは、奇妙な出来事がつぎつぎにおこりはじめた…。連続少年失踪事件にゆれる南部の小さな町を舞台に、家族の愛とは、親子の絆とは、思いやりの心とはなんなのかなどを読む者に問いかける感動の書。ファンタジイ&サイエンス・フィクション誌1989年10月号にまず短篇の形で掲載され、89年度のローカス賞を受賞。1992年に長篇化された。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

41
オースン・スコット・カードが書いているのでSFで出版されてはいるが、カテゴリー的にはミステリーだと思う。しかしまあ、終盤のどんでん返しはもう…正直ネタバレになるのが怖いので感想書けないです。感動したければ読めばいい、それだけでしょう。2013/01/12

あっちゃん

15
ミステリーと呼べるかどうか?どちらかと言うと、とある一家の物語?宗教に馴染みが無いので、途中は長く感じる部分も多々あったけど、最後はなるほどと納得!そして少し涙しました!しかし、子供作り過ぎでは?(笑)2016/04/27

坊っちゃん

2
★★★★★ ラストのあり方は某ダーク・ファンタジー作家で読み慣れてたんで驚愕というほどでもなかったですが、モルモン教の教徒内の生々しい人間関係が読みどころ。解説が斉藤由貴だったのに笑った記憶。(コメント:2018/09/02)1998/02/23

じゃくすん

2
エンダーのゲーム同様、少年を苦しめるのがカードの特徴。ただし、エンダーのゲームより泣ける。途中、プログラミングのウンチクが長々と書かれていてウンザリしたので読み飛ばしたがストーリー的に問題は無かった模様。子持ちの人が読んだら嗚咽が止まらなくなるかもしれない。ミステリーでもありホラーっぽくもあるが心霊的恐怖は無く、人間の怖さが書かれている。

聖月

2
◎フレッチャー一家は、アメリカの典型的な家族と言ってよい。父親は父親らしく、母親は母親らしく、子供たちは強い父親、優しい母親を信じて生きている。父親はその名も知れた名プログラマーであったのだが、事情により転職を余儀なくされる。新しい職場は、父親を歓迎しながらも、能力のない従来からの社員を優遇しようとする姿勢が見られ、職場の環境で苦労する。小学校に転入した長男が学校に慣れずに塞ぎがちで、そのことに苦悩する。妻とは、仕事のこと子供のことで意見が合ったり、合わなかったりの、夫婦としてはよくある問題を抱える。しか2002/12/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/371444
  • ご注意事項