内容説明
シアトルを拠点に躍進するハイテク企業ディジコムは、四日後に控えた巨大コングロマリットとの合併を前に大きく揺れていた。革命的な新商品として売りだす予定の高速CD‐ROMプレイヤーは不良品が続出、仮想現実シミュレータの開発も暗礁に乗り上げている。これらのトラブルが発覚すれば、合併契約が流れることは必至だ。そんな折り、製造部部長のサンダーズは突然の人事異動を知らされる。自分がおさまると思っていた統轄責任者のポストに、なんとかつての恋人だった女性が就任することになったのだ。しかも就任当日、彼女は自分のオフィスにサンダーズを呼びつけ、セックスを強要してきた。妻子あるサンダーズは拒否するが、翌日、反対に彼はセクシュアル・ハラスメントの加害者として告発されてしまう―。常に時代を先取りしてきた鬼才クライトンが、セクシュアル・ハラスメント問題をテーマに据え、社内で熾烈なパワーゲームが展開する企業を舞台に描く、注目の大型エンターテインメント。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fseigojp
17
映画原作 デミー・ムーア 怖かった2016/03/08
mike101486
4
セクシャルハラスメントを切り口にした企業物。出だしのセクハラ部分は際ど過ぎたが、導入から中盤までは面白く展開される。 携帯電話電池切れの布石が最後に解決材料となる所は、執筆当時のガラ携状況を思い出させられる。最後の終わり方は好みと合わなかったが、総合的には満足の一冊でした。2019/05/24
半べえ (やればできる子)
0
★★★★★2014/09/09
ユキオ
0
★★★★2014/01/11