内容説明
進化論への数々の異論を徹底的に論破する天才ドーキンスの待望の最新作。
目次
7章 建設的な進化
8章 爆発と螺旋
9章 区切り説に見切りをつける
10章 真実の生命の樹はひとつ
11章 ライバルたちの末路
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彬
7
上巻に比べぐっと自然淘汰に関する議論が活発になり、これだよこれが読みたかったんだよと楽しめました(笑)。ダーウィンの自然淘汰以外にも取り上げられている生物学者の見解の違いや分類学者その他の説にも触れられている(却下されているが)が、そのたびにある皮肉は一読者としては面白かったけど名指しで指摘された人にとっては面白くない、敵を増やす行為だよなあといらん心配を抱く。この人の理論の説明は、別の論説に対する否定的な見解を覗けば平易明快なので新しく手にとるにしても安定感がある。2014/04/19
ステビア
3
面白かった。苛烈かつユーモアあふれる批判であぁ英国人だなぁって感じ。抱かれたい!(照)2013/12/17
mulank
1
いろんな学派の話が出てくる後半はいまいち理解しきれなかった2009/05/24
Hiroshi Takeshita
0
異論を検証して行く後半部分である。然し乍ら、明らかに違うと思われる理論をケンブリッジや、アメリカ自然史博物館のスタッフなどが持論としている事は驚きである。ダーウィニズムのキモは、我々はみんな何処か違っているという事であるならば、その事自体ダーウィニズムの証明ではある。思考もまた、斬新的累積淘汰されて行くのだろう。それにしても、親をずっと遡ると、ある所でサルと親戚になり、ある所で犬と親戚となり、同様に魚と、タコと、向日葵と、アメーバと、最後には岩と、つまりは地球と、宇宙と親戚と言うわけで、なんと愉快な事か!2017/12/19
sekaisi
0
実読時間 6時間2014/11/17