ブラインド・ウォッチメイカー―自然淘汰は偶然か?〈上〉

ブラインド・ウォッチメイカー―自然淘汰は偶然か?〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152078117
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0045

内容説明

『利己的な遺伝子』の著者がしめすダーウィン進化論の理論的到達点。

目次

1章 とても起こりそうもないことを説明する
2章 すばらしいデザイン
3章 小さな変化を累積する
4章 動物空間を駆け抜ける
5章 力と公文書
6章 起源と奇跡

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

90
他館から取り寄せた図書館本 進化って生命の神秘であり多様性でもあるのですね。プログラマーが0からデザインするよりも多様な生物がうまれるそうですよ。そして作中で瀬名さんがとある作品で書いていたデジタル生命体のモトネタと思わしきシロモノが登場。このシロモノこそ自分で勝手に進化してデザインされた生命体よりも多様化してしまうデジタル世界の生命体なのです。この世界の生物多様性こそ進化論を裏付ける証拠なのかも?なんて思いながら読み終わりました。ただ自己進化するゲームキャラは実用化しない方がいいかも?バグだらけになる。2020/05/16

34

19
『利己的な遺伝子』は一般向けの著作でありながら、進化生物学の最新の考えを独創的と言っていい視点をもって提示していた。次著ではより専門的な議論に踏み込んで、前著の視点を先鋭化、総合的なものとして示すことに成功していた。本書はこれまでの著作とくらべるとより教育的な内容だが、饒舌でありながらおそろしいほど明晰な語り口は変わらない。哲学者のデネットも援用している、可能なゲノムの超多次元空間のモデルなど、目新しくおもしろい論点もあるし、ドーキンスが想定しているとおぼしき、進化論に拒否的な読者以外も楽しめるだろう。2017/10/05

12
生物学者である著者自身が己の知識と信念によって信仰者を啓蒙することを目的としたもの、とまえがきで明言されているので本書を通してずっと主張される自然界の無情さに関して特に疑問を持たなかったが、科学的発見・遺伝子で解明された内容を知りたくて手に取ったわたしにとっては期待していたのとは異なり、読むことに熱中できなかった。ただ生物学者としての知見から遺伝子や生物の行動・機能の解説はさすがに分かりやすく、その部分は楽しかった。特に自然淘汰と突然変異に関して本書で指摘しているように勘違いしていたので勉強になりました2013/05/02

もち

8
ダーウィンの進化論と言えば自然淘汰と突然変異、と反射的に回答できるけど、言葉だけじゃなくて内容もちゃんと知ってほしいと熱く語りかけられてくるような迫力を感じました。わかったようなわからないような感じで読み流してしまった部分も多いのですが、実験や、動物の(人間からみたら超能力的な)特殊な性質などの具体例がとても面白く、生物の多様さや進化の不思議にすっかり感激してしまいました。2013/03/01

ステビア

5
面白い。ドキドキ・ワクワクがありますね。バイオモルフ。2013/12/16

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