内容説明
〈ジュラシック・パーク―恐竜王国〉。そこでは、バイオテクロノジーを駆使して現代に甦ったティラノサウルスをはじめとする15種類の恐竜たちが、コンピュータで管理された環境の中を闊歩していたのだ!オープンをひかえて、創設者のハモンドは視察のための顧問団を島に迎えることになった。古生物学者、古植物学者、数学者―それにハモンドの係である二人の子供たち。さっそく園内ツアーに出発した彼らは、奇跡を目前にして驚嘆した。ところが、完璧にコントロールされているはずのシステムは、じつはひそかに破綻していたのだ。そして、人類がいまだかつて体験したことのない凄じいパニックが、彼らを待ち受けていた!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シロクマとーちゃん
4
いつものようにマイケル・クライトンの話は展開が速い。コンピュータで完全管理されているはず?の恐竜王国。しかし、到着してそうそう、システム麻痺やら、機密流出やら事件が巻き起こる。後半が楽しみ。それにしても、この本は、分子生物学者は金儲けに走り、全く歯止めが利かなくなっている、という指摘から始まる。これはある意味、鋭いところをついていると思う。さすがです。2016/03/13
サメ社会学者Ricky
2
高校の時に一度読んだ本で、最近の読書習慣のおかけが、遥かに速く読めた。子供の頃に魅力され何百回も観てきた映画とは異なる点が多々あるが、充分に楽しめ、知的なストーリーで、私は本も大好きである。2014/08/15
satto
1
映画の印象が強いので、どうしてもそれと比較して読んでしまう。サトラー博士が若いとか、ジェナーロがわりと男前だったり、ウー博士がわりと活躍してたり、映画版ティム、レックスのオタク知識が、小説版ティムに集約されてたり。コンパクトにまとまって、登場人物の役割がうまく分担されてるのは映画のほうかなあ。小説版は技術のディティールと、InGen社の背景描写が詳しく書かれてるのでそこは読んでて楽しかったけどね。2015/08/31
永田 誠治
1
何気なく手に取って読んだ誰もが知る大ヒット映画の原作小説。面白い!遅読の僕がイッキ読み。正直クライトンは初めてだったけど、海外作品にありがちな面倒くささがなく、とても読みやすい。訳者の力か?もちろん映画とは微妙に設定や展開が違うけど、それぞれの良さがあってこれはこれでいい。普通こういった作品は技術的な説明や学術的な話などがくどくどと披露され辟易とするものだけど、本作はむしろぐいぐいとその説明に引き込まれる。個人的にはパークを走るツアー車がトヨタのランクルであること(映画では残念ながら違う)にニヤリ。2013/10/27
ZSOI
1
うぉおおおいい。って叫んだ回数多し。2010/11/15