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ハヤカワ・ミステリ文庫
交霊〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 415p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151788567
  • NDC分類 949.83
  • Cコード C0197

内容説明

明らかに死んでいる少女が、彼女を見下ろして語りかけてくる―自称・霊媒のフローラは、生まれて初めて見た本物の幽霊が、報道されている殺人の被害者であることに気づいた。警察には相手にされなかったが、ヨーナ・リンナ警部だけは彼女の通報に注目する。一方、逃走中のヴィッキーの行方は、依然として不明のままだった…スリリングな追跡劇、不気味な怪現象、意表を衝く真相。全世界が注目する覆面作家が放つ大作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nuit@積読消化中

91
ヨーナ・リンナ警部3作目。なるほど、きっと犯人は…と思ってましたが、やはり。タイトルの交霊もこのような展開になるとは!本当にこのシリーズは面白い!本作のラストではヨーナのミステリアスだった部分も解明され、次作に続きそうな終わり方!?これはもう、早く続きが読みたい!あれ?早川書房ではなく、扶桑社に変わってますね…なぜに。本国ではあと4作ほど出てるようですが、翻訳が待ちきれませんー!2020/05/28

ケイ

56
作者は本当に一作毎に腕を上げている。最後まで、息もつかせずハラハラさせながら読ませてくる。作者の二人はミレニアムの作者の継承者と言われているようだが、この交霊においてすでに先を言っていると思った。北欧のミステリは、最近本当に質が高い。読んでいていつも思うのが、男性の女性、特に少女に対する性的暴行の酷さだ。女性が最も活躍している地域なので、意外に思う。日本より明らかに酷く感じる。2014/03/28

キムチ27

48
ラーソンのミレニアム以降、ものすごい作品に出合えた。巻末で述べているようにラーソン後継者という立場にいるようだが然り。スェーデンといや、トップレベルの福祉国家!・・だが実情は?!この作品で描かれているのは福祉サービス民営化のなれの果てというか・・理想とは大きく乖離している姿、暗部が舞台に。結構、とっつきで犯人が予測できただけに、下巻になっての展開が唾棄する内容ばかりでこれでもかぁ~~を乗り越え読んだ感じ。解説で気づかされた登場人物の描き方は言われてみると、なぁるほど。実に技巧的作品。2018/06/26

reo

36
女牧師ピアの息子ダンテを連れ逃走したヴィッキーは、ある男に拉致されており、今まさにダンテが国外に売られようとしていた。ヨーナは危機一髪二人を助け出す。ビルギッタゴーデンで起きた二件の殺人事件はヴィッキーが保護されたことと、霊媒師フローラが見た幽霊の正体と、彼女の出自の秘密とがクロスする狭間で新展開をみせ━が犯人として浮かび上がる。ここで一先ずの決着をみるのだが…。12年前、ヨーナと相棒のノーレンとでユレック・ヴァルテルという凶悪な連続殺人犯を逮捕した。しかし…以下シリーズ4作目へと続く。アカン目が離せん!2020/07/31

27
面白い♪そしてヨーナさんの過去と、スゴイ敵に(@_@)なんてこった!2020/07/04

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