内容説明
最愛の夫を病気で亡くしたレベッカ。彼女の前にポーランドの貴族を名乗る男性が現われた。“六本の指”を持つ作家志望の不思議な男にレベッカは魅了される。だが、後日、彼は処女作を刊行する前に不審な死を遂げる。小説には伯爵の祖先とロシア大公妃の秘密の愛が綴られ、そこに歴史を揺るがす事実が隠されていたというが…アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバッグ賞を受賞した哀切のロマンティック・サスペンス。
著者等紹介
ウォルシュ,シルヴィア・マウルターシュ[ウォルシュ,シルヴィアマウルターシュ][Warsh,Sylvia Maultash]
ドイツのシュトゥットガルトに生まれる。4歳の時、カナダへ移住。その頃からホロコースト時代について、母親に語りきかされてきたという。学校で創作講座をもちながら作家活動を続け、2000年に発表したレベッカ・テンプル・シリーズ第1作To Die in Springでカナダ推理作家協会賞にノミネートされる。そしてシリーズ第2作となる『死、ふたたび』を2003年に発表し、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞を受賞した
横山啓明[ヨコヤマヒロアキ]
1956年生、早稲田大学第一文学部演劇学科卒、英米文学翻訳家
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