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ハヤカワ・ミステリ文庫
野鳥の会、死体の怪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 461p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151724527
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

静けさを求めてわたしが訪れたのは野鳥の島。なのに嵐で島は大荒れ、トラブルメーカーの両親までついてきて静けさは遙か彼方。おまけに見つけた死体が母の昔の男だったせいで、父に殺人容疑が!父の容疑を晴らしたいけど、島を牛耳るバードウォッチャーは人殺しより、時を同じくして起きた鳥殺しに夢中で、調査も荒れ模様。素人探偵メグと変人軍団に安息はない。大好評のユーモア・ミステリ『庭に孔雀、裏には死体』続篇。

著者等紹介

アンドリューズ,ドナ[アンドリューズ,ドナ][Andrews,Donna]
ヴァージニア州ヨークタウン生まれ。ヴァージニア州立大学卒。1999年、メグ・ラングスロー・シリーズの第1作にあたる『庭に孔雀、裏には死体』でデビュー。同書は、アンソニー賞、アガサ賞、バリー賞のそれぞれ最優秀新人賞、マリス・ドメスティック・コンテストの最優秀作に輝き、一躍話題を集めた

島村浩子[シマムラヒロコ]
1989年津田塾大学学芸学部英文学科卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほちょこ

24
おバカ型コージーミステリ第2弾。GWだもの、こうでなくっちゃね。1作目(庭に孔雀〜)でも感じだが、このシリーズ(あるいはこの作者)は、どうも人が殺されることに関しての悲しみや怖さに欠けている。そこがコージーなのかもしれないけれど、書く人が変われば、ものすごくシリアスな、おどろおどろしいものになるんだろうなぁ、などと想像して、そこもこっそり楽しめた。2017/05/05

rokoroko

18
シリーズ2作目恋人同士の時間を持ちたいと船酔いにもめげずにシーズン外れの島のコテージに行くと、ツノメドリを見ようとバードウォッチャーが詰めかけ双眼鏡で周りを観察されコテージには旅行に行っているはずの両親と親せき。そしてハリケーン。母の昔付き合っていた人が・・と言う話。読み終わってツノメドリとニシツノメドリ検索。面白い。ドタバタしすぎて嫌な人もいるかもね2020/11/08

じゅり子

9
再読了日、12月18日。この日はうちの会社で働いてくれていた甥っ子の36歳の誕生日でした。このシリーズも好きで楽しく読了したその夜遅く、彼は突然、さよならも言わずに急死してしまいました。誕生祝いに毎年作っている散らし寿司を持たせて「お疲れ、明日またね」「ありがと!」と言葉を交わしたのが最後でした。毎日毎日諦めがつかず泣く日々、薬を飲んでも眠れない年末。新年を迎えてもう泣くのはやめていっしょうけんめい仕事に励もうと誓いました。いつまでも悲しんでばかりじゃいけない。でもやっぱり思い出しては泣く私です。2015/12/18

寧々子

8
前作に比べれば大笑いする場面は少なかったけどクスクス笑いは健在で 楽しませていただきました♪ ミステリーマニアで風変りな父親と優雅で美しい人使いの荒い母親は前作に比べるとちょっとパワーダウンした気がするけど、2人に代わってメグたちを翻弄し、ドタバタ大騒ぎに拍車をかけてくれたバードウォッチャー達が面白かった! 身内が濡れ切れ着せられないようにと、ちょっと強引気味に奮闘するメグに付き合うマイクルって本当に我慢強いというか、やっぱり愛なのかしら?!2012/08/30

yamakujira

6
静かな時間を求めてメグとマイクルが訪れた離島の別荘には、両親たちが先に滞在していた。さらに台風襲来で、バードウォッチャーであふれる島に閉じこめられたふたりは他殺死体を発見してしまう。家族の容疑を晴らすため調査をはじめたメグを翻弄する、勝手気ままな近親者と非協力的な島民と傍若無人なバードウォッチャーと暴風雨が実にうるさく、効果音に笑い声が響くドタバタ喜劇を見ているようだ。でも、アメリカンジョークになじめず、タイトルに期待した鳥ネタも弱く、ミステリとしてもつまらなく、冗長に感じて苦労した。 (★★☆☆☆)2019/08/14

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