内容説明
車上のコンスタンチンは、運転席の初老の男ポウクを見やった。脚の障害をものともせず一流の犯罪者となり、いままさに犯罪組織から抜け出そうとしているポウク。彼が最後の犯罪を行なう決意をした時、コンスタンチンは純粋な友情から協力を申し出た。彼らは大金を貯め込んだ酒屋を襲撃する計画を実行しようとしたが…非情な犯罪世界に芽生えた一瞬の友情の美しさと、血まみれの死闘を描いた渾身のクライム・ノヴェル。
著者等紹介
横山啓明[ヨコヤマヒロアキ]
1956年生、早稲田大学第一文学部演劇学科卒、英米文学翻訳家
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