内容説明
「自分が光子の上に乗って飛んでいたとしたら、光はどう見えるか」というアインシュタイン流の思考実験を大々的に展開することで、著者は読者をイメージ豊かな宇宙物理学の世界へ誘う。時空を旅し、ブラックホールの内部までも探索する冒険もへて、最新の謎である量子重力、多宇宙、ダークエネルギーの現象・理論へと読者は導かれていく。叙事詩さながらの宇宙学入門書という新たな地平を切り拓いた知的野心作。
目次
第5部 時空の起源(心配ご無用;無なんてものは無い;反物質;壁の向こうの壁;失われた過去はそこここに)
第6部 予期せぬ謎(唯一無二の宇宙?;量子世界の無限大;生きるべきか、死ぬべきか、むしろその両方か;ダークマター;ダークエネルギー;特異点;新しいブラックはグレー)
第7部 わかっていることの一歩先へ(最初に戻って;たくさんのビッグバン;境界のない宇宙;誰も踏み入ったことのない現実;弦の理論)
著者等紹介
ガルファール,クリストフ[ガルファール,クリストフ] [Galfard,Christophe]
英国ケンブリッジ大学で理論物理学の博士号を取得(指導教官はスティーヴン・W・ホーキングで、専門はブラックホールの情報パラドックス)。その後は科学解説者となり、自身のサイトやライブでの活動にくわえ、サイエンスライターとしても活躍
塩原通緒[シオバラミチオ]
翻訳家。立教大学文学部英米文学科卒。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんやん
tom
to boy
たびねこ
猫路(ねころ)