ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> 流れ―自然が創り出す美しいパターン〈2〉

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流れ―自然が創り出す美しいパターン〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150504625
  • NDC分類 423.8
  • Cコード C0142

出版社内容情報

万物のパターンの謎に迫る3部作第2弾。水や煙、砂丘、車の流れを科学は証明できるか?

フィリップ・ボール[ボール フィリップ]

塩原 通緒[シオバラ ミチオ]

内容説明

ダ・ヴィンチの水の絵には流体力学のヒントが潜んでいる?雲の形が変わり、渡り鳥が隊列を成すのはなぜ?木星の帯の正体とは?液体や気体、さまざまな物質の粒子が“流れ”の状態にあるとき、いかなる秩序が存在するのか。肉眼では見えないミクロの世界や刹那の瞬間を捉えたビジュアルと共に、最新の科学理論で自然の摂理をひもとく。万物が描く美しいパターンを楽しく探る3部作第2弾、動体の不思議が一挙氷解。

目次

1 流体を愛した男―レオナルドの遺産
2 下流のパターン―流れる秩序
3 ロールに乗って―対流はいかにして世界を形づくるか
4 砂丘の謎―粒子が寄り集まるとき
5 隣のものについていけ―鳥の群れ、虫の群れ、人の群れ
6 大渦の中へ―乱流の問題

著者等紹介

ボール,フィリップ[ボール,フィリップ] [Ball,Philip]
フリーランスのサイエンスライター。“ネイチャー”誌、“ニュー・サイエンティスト”誌、“ニューヨーク・タイムズ”紙などに科学全般について幅広い執筆活動を行っている。著書に、アメリカ出版社協会賞の化学部門賞を受賞したDesigning the Molecular Worldなど多数

塩原通緒[シオバラミチオ]
翻訳家。立教大学文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

71
「川の流れ、大気の流れ、砂の流れ、そして人や動物の流れ。」クラドニ図形や群れなす鳥や魚たちの見事なまでに整った集団行動、駅やコンサート、あるいは宗教的儀式に殺到する人々の動き。ゴッホの「星月夜」の画面に観られる謎の渦の正体は。あるいはダ・ヴィンチが生涯追い求めた川の流れや渦巻と女性のカールする長い髪の為す渦の形、葛飾北斎の描く逆巻く潮。流れのそこに潜む数学的物理学的パターンの法則、あるいは科学者の探求の手をすり抜ける自然の奥深さ。ただただ楽しむ読書だった。2020/01/28

人工知能

7
一巻目の「かたち」に引き続き興味深く読んだ。木星の大赤斑、地球の海流の対流、砂漠にできる砂の堆積のパターン、鳥や魚の群れのパターン、道路の渋滞など、その「流れ」と、それがなぜどのようにして起こるのかを丁寧に解説してくれる。特に興味深かったのは、あるせまい通路があって、そこで「人同士がぶつからないようにする」という条件だけ入れてシミュレーションをすると、そこには自然と対面通行のような流れができ、そこではつまり「前の人についていく」という条件はいらない、というもの。渋滞の相転移の考え方も面白かった。2016/09/04

さちめりー

5
導入がレオナルド・ダ・ビンチの心ひかれる話題から始まったからなのか、文体が前作より柔らかくなったからなのか、読み砕くのに慣れてきたのか、前作の『かたち』よりすんなり読めた。ランダムに思える『流れ』や「渦」という動きのパターンでさえも法則があるなんて、わくわくする。2020/08/09

おつまみ

5
大学生時代に流体力学を勉強していたが、その前提知識があっても中々に歯ごたえがあった良い本。難しい知識だらけで、広い知識がないと理解できない箇所が多くある。工学的な応用が多いが、鳥や人間達のシミュレーションも興味深い。2019/07/31

roughfractus02

5
気体や液体の流れは、ある固体の集合をマクロでみた場合に起こる事態である。水、煙、砂丘、人間や自動車、そして文化も流れを作る。流体にこだわったダ・ヴィンチから18世紀の数学者ベルヌーイの流れの速度と圧力に関する考察を経て、エントロピー第二法則にもかかわらずパターンを作り維持する流れの謎は、サンタフェ研究所の複雑系科学や動物の集団行動を探究する社会生物学まで探究の場を広げる。固体の模様のように限定することは難しいが、常時動いている流れの範囲はコンピュータ・シミュレーションによって確率的に示すまでになっている。2017/04/29

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