ハヤカワ文庫<br> 悪霊にさいなまれる世界〈下〉―「知の闇を照らす灯」としての科学

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ハヤカワ文庫
悪霊にさいなまれる世界〈下〉―「知の闇を照らす灯」としての科学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 419p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150503574
  • NDC分類 404
  • Cコード C0140

内容説明

古代の神話から魔女狩り、そしてニセ科学の跳梁…反科学、反理性の傾向は歴史を通じてさまざまな仮面をつけて現れる。本書ではUFOによる誘拐譚、ミステリーサークル、偽の記憶症候群など、一見雑多な現象に通底する反理性的傾向が鮮やかに結びつけられ、そうした傾向の危険性が鋭く指摘される。自分の頭で考え、懐疑の心を持ち続けることの重要性を豊富な実例を紹介しながら説く、「科学界の良心」による渾身の一冊。

目次

「事実」という仮面
反科学
ニュートンの眠り
科学者が罪を知るとき
懐疑する精神と、驚嘆する感性との結婚
風はほこりをたてる
くだらない質問というものはない
火に包まれた家
自由への道
意味の虜
科学と魔女魔術
真の愛国者は問いを発する

著者等紹介

セーガン,カール[セーガン,カール][Sagan,Carl Edward]
1934年ニューヨーク生まれ。シカゴ大学大学院で博士号を取得。専攻は惑星科学。コーネル大学天文宇宙科学科教授を務めながら、同大電波物理宇宙研究センター惑星研究所長も兼任した。1978年、『エデンの恐竜』など宇宙・天文に関する一連の著作でピュリッツァー賞を受賞。1980年に発表された『コスモス』は空前のベストセラーとなる。「核の冬」理論の提唱者としても名高い。1996年12月死去

青木薫[アオキカオル]
1956年生、京都大学理学部卒業、同大学院修了。理学博士、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紡ぎ猫

11
アメリカの子どもたちの成績が下がり、科学への興味が失われつつある現状を嘆き、科学を教えることがいかに人を自由にし、社会を作り、民主主義を継続できるかと説く。著者の亡き後、状況は良くなったかと思えば、ますます悪くなるばかり。最近ではこの国では大卒はリベラルが多く、大学はリベラル製造工場とまで言われているけど、大学で教えるのは物事を多面的に見ることとクリティカルシンキング(批判的思考)。それが悪いというならもう民主主義じゃない。2022/02/10

赤い熊熊

11
「自分の頭で考える。人の意見に流されない。そのために自分を教育する」オカルトや擬似科学にだまさないために必要なこと。ところが人は簡単にマスコミに流されてしまうのですよね。何とかならんかと思うのですが・・・2016/10/31

筑紫の國造

9
上巻が個別的な非科学事例を取り上げていく内容だったのに対し、下巻は科学者自身の態度や科学教育の重要性、政治に関する意見などがメインとなる。本書の第17章の題にもなっている「懐疑する精神」と「驚嘆する感性」こそ、科学の本質とでもいうべきものだろう。本書を読むと、この2つが如何に大事で、にも関わらずしばしば等閑視されてきたかがよくわかる。民主主義を良いものとして考えすぎな面は否めないが、上半期でベスト3には入りそうな名著といえる。2017/06/05

ぐうぐう

9
オカルトをはじめとする反科学、反理性の例として、魔女狩りにかなりのページが割かれている。それは、多くの人命が失われた非道な内容もさることながら、その集団心理の暴走が、政治における反科学、反理性がもたらす恐怖と結び付いているからだ。科学をないがしろにし、思い込みの激しい政治は、簡単に人を殺す。さらにたちが悪いのは、それを正義の名のもとに行うということだ。しかも、その殺戮の主役は政治家ではなく国民であり、被害者もまた国民であるということ。(つづく)2014/08/22

Cidenon/土曜朝10時読書配信

8
上巻の話に続いて、どうやって科学を普及させていくかについて書かれているが、エッセイ的な面が強くなり、アメリカの政治や教育や愛国心などについてまで話が広がっているので、当初の主張に対して少しまとまりがない印象を受けた。17章の懐疑的な態度はとても重要ではあるが、「はじめに懐疑的な結論ありき」になってはならないという趣旨の話は重要だと感じた。2020/02/27

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