内容説明
ホワイトハウスでは絶え間ない抗争に見舞われ、その都度ファーストレディ、一人の妻、家族を支える母として厳しい試練にさらされた。しかしヒラリーは夫と自国の未来を信じ、困難と真摯に向き合い闘っていく。そして夫とともに任期の8年間を全うしたとき、ヒラリーの胸には上院議員というさらなるステップへ向かう決意が生まれていた―アメリカが生んだ稀代の女性政治家が綴る力強い半生記。ペーパーバック版あとがき収録。
目次
沈黙の言葉は語られない
オクラホマシティ
女性の権利は人権だ
政府機能一時停止
語るべき時
戦場
プラハの夏
キッチンテーブル
第二期
アフリカへ
不可欠の声
第三の道
奮闘あるのみ
未来を描いて
一九九八年八月
弾劾裁判
神の恵みを待ちのぞむ
敢えてチャレンジ
ニューヨーク
著者等紹介
クリントン,ヒラリー・ロダム[クリントン,ヒラリーロダム][Clinton,Hillary Rodham]
1947年イリノイ州シカゴ郊外で、織物工場を経営する父と専業主婦の母の間に生まれる。名門女子大ウェルズリー・カレッジを卒業後、イエール大学ロースクールを修了。その後、弁護士として子供、女性、社会的弱者の権利擁護に力をそそぎ、ニクソン大統領弾劾の司法委員会にも参加。1975年イエール大学時代に知り合ったビル・クリントンと結婚し、アーカンソー州に移住。司法長官の妻、州知事夫人をへて1993年大統領夫人に。医療保険改革や女性の地位向上のために尽力し、新しいファーストレディ像を築きあげた。1999年ニューヨーク州から上院議員選に出馬し、翌2000年に当選。2006年に再選を果たし、現在は上院議員の二期目を務めながら、2008年大統領選挙における民主党候補指名獲得に向けて精力的に選挙運動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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