内容説明
不条理がまかりとおる『不思議の国のアリス』の登場人物たちは、実は論理的思考が大好きだった。本書でアリスはトランプの王さまやグリフォンやにせ海亀から、論理パズルの難題を山ほど浴びせられるが、持ち前の聡明さでそれらを一つ一つ解いていく…論理で考えることの面白さと奇妙さを、アリス物語の設定に乗せ、第一人者がユーモアを駆使して語る、解かずに読むだけで面白い論理パズル集。
目次
第1部 不思議の国のパズル(どっちのアリス?;だれがパイを盗んだか?;いかれているのはだれ?;グリフォンとにせ海亀;王さまのお話)
著者等紹介
スマリヤン,レイモンド・M.[スマリヤン,レイモンドM.][Smullyan,Raymond M.]
1919年ニューヨーク市生まれ。プリンストン大学、ダートマス大学などで教鞭を執る。数理論理学が専門だが、プロの奇術師として舞台に立った経験もあるという、異色の数学者
市場泰男[イチバヤスオ]
1924年生、東京大学理学部中退
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感想・レビュー
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赤い熊熊
4
最後三問は手に負えそうになく、後々の宿題としました。論理パズルを楽しむことができて面白かったので、再販がかかって多くの人の手に取られるといいなと思うのです。2015/06/08
どす猫
1
久しぶりに再読、難しいけど解けたときの快感がたまらなくなる上質な理論パズルがたっぷり詰まっており、また不思議の国のアリスの独特のキチガイ感もうまく表現されていて読み物としても中々楽しめる。初めて読んだ時は図書館にてハードカバーの表紙絵が素敵なタイプだったけど購入したのは文庫本タイプ、ケチらずハードカバーにすればよかったかも。中の挿絵はハードカバーのと同じものだったかな?大分昔に読んだのでうろ覚え。2015/05/13
Motonari
1
米の数理論理学者の論理パズルの本でかなり脳が疲労しますが、爽快感のある疲労はお薦めです。有名なナイト(騎士)&ネーブ(ならず者)のパズルなど簡潔な文章で悩ませるパズルのオンパレード。1日で読み切るのは不可能なのでコストパフォーマンスもいい本です。個人的な感想はこの本の約者の市場さんも相当凄い人のような気がします。2013/04/17
shiaruvy
0
コメント予定 [2006.09.15 二刷]
のちおちゃん
0
☆2010/03/10