内容説明
名門ハーヴァード大学を首席で卒業後、医学博士となり、結婚し離婚し、ベストセラー小説を立て続けに発表、映画を監督し、30歳で成功の絶頂にいた―。だが、次に何をしたらいいのだろう?突然目標が種切れになり、パニックに陥った著者は、東洋哲学の本を読みあさり、自己探究の旅に出た。『ジュラシック・パーク』『ライジング・サン』をはじめ、多彩なジャンルで次々にヒット作をとばす鬼才の魅力あふれる遍歴を綴る。
目次
メディカル・デイズ(解剖死体;面白い話;瓢箪病棟;男たらし;ボストン産科病院の1日 ほか)
トラヴェルズ(ロサンゼルスの性と死;精神医学;バンコク;ボネール島;パハン ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
32
学問的、社会的成功を修めながらも、迷い、苦しむ道に入り込んでしまった著者。彼は、旅に出ることで自分を見つめ直そうとする。下巻へ。2015/03/26
May
1
読了3作目。なぜ小説ではなかったのかは忘却。1993/04/02
ろくしたん
1
3回は読んだのに、よくわからない。映画でありそう。サリンジャーっぽいけど、社会派SF。表紙は自己啓発本だが。2020/09/04
アルクシ・ガイ
0
マレーシアとアフリカの描写は「水曜どうでしょう」を彷彿させる。私が知っているアメリカの医療はドラマ「er」だけだが、50年でずいぶん変わったのだな。というより作者のフラストレーションが「er」に反映されている? 「彼らは(私と違って)何の疑問も抱いていないようだった」。いやいや、「彼ら」も同じこと考えているからと意地の悪いツッコミ。2015/04/15
Ro
0
私はアフリカに行ったことがなかった。アジアへも本当の意味で行ったことがなかった。オーストラリアへ行ったことがなかった。南アメリカ へも中央アメリカへもいったことがなかった。実は世界中のほとんどの所へ行ったことがなかったのだ。2021/05/01