出版社内容情報
あなたはスパイに適しているか? スパイ養成の方法は? 金銭問題や異性問題にはどう対処するか? 引退後の生活は?――著者のロッツは元スパイ。イスラエルの情報部員としての波瀾にとんだ経験をもとに、豊富なエピソードを盛込み自己採点テストを加えて、世界で初めてのスパイ養成本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つねじろう
61
そう作者自身が実際スパイだったワケだから大変具体的で現実味がある。適性検査に始まって、就職活動、基礎訓練、偽装、異性問題から尋問対策刑務所での過ごし方、引退生活までほぼスパイの一生を体験談を交え解説、コーチしてくれる。結構親切な元スパイ。奥さんの自慢なんかもしたりする。映画みたいにそんなに格好良いもんじゃないよと言いながらそこ此処に結構やって来たんだぜ俺みたいなちょっと余裕かましてるとこもある。でも、自分の信条に関わらず平気嘘がつけ、結果が全てと言い切るあたりシビアなプロの顔を覗かせる。良い復習が出来た。2014/07/02
100
44
元スパイが書いたスパイになるためなイロハ。結構普通の社会でも役立つ事多い。2023/12/04
くたくた
43
元モサド敏腕諜報員によるスパイ入門書。スパイ適性テストから始まり尾行の練習から実際の諜報活動、果ては露見して投獄拷問から引退後の生活まで。でも実は愛する妻の惚気話のほうが本当に書きたかったことかも。出張先のパリからドイツへの列車でスパイにあるまじき一目惚れ。旅先のドイツの避暑地で自分の正体を明かしてプロポーズ。そのまま任地(つまり敵地)のカイロにモサド上層部には内緒で妻を伴って、任務続行。で。曰く。「私が紹介したエピソードは、秘密情報部員は自分の愛情生活をこのように取り扱ってはならない、という例である。」2018/03/26
ずっきん
39
感想あげるの忘れてた。スパイになるための指南書。中東戦争の頃に活躍したイスラエル情報部(モサド?)のエピソードは興味深い。適性テストがいちいちあって、ビジネス書みたいだった。2018/04/10
ビイーン
26
元イスラエルの諜報機関モサドで活躍した著者によるスパイのための実用書。スパイに興味がある人やスパイになりたい人へ著者の実体験を元に教訓を示しながらユーモアを交えて楽しく伝授してくれる。ちなみに私はスパイ能力テストの採点結果が150点で普通並み。習慣のために身動きが取れなくなっているけれども身を入れて勤めればまずまずのスパイになれるそうだ。2023/04/23