感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
12
ドイツ東部国境近くの連合軍捕虜収容所の囚人が西へ移動させられ始まった1945年1月24日から、カイテル元帥が降伏文書に調印した1945年5月8日までのほぼ100日間のヨーロッパ戦線を、歴史上の高官たちからただの兵士、逃げ惑った市民まで含む、膨大な人数からのインタビューを元に作り上げた歴史ドキュメント。あの時代の歴史の影で、いったい何があったのかを、トーランドが自分の手で掘り起こしています。すごいね。前巻は、パットンが義理の息子を収容所から救い出そうとする無謀な命令を出した3月末まで。2019/05/22