出版社内容情報
マーク・グリーニー[グリーニー マーク]
伏見 威蕃[フシミ イワン]
内容説明
グレイマンは麻薬密売所を襲撃して資金と武器を手に入れ、隠れ家も用意して情報収集を始める。一方、カーマイケルは、特殊部隊を召集、密かに外国人の暗殺部隊も投入し、グレイマンのかつての指揮官も狩りに加えた。だが、CIAの不審な動きを察知した新聞記者が調査を開始し、警察も動き始めた。CIAが放った強力な敵と闘い、調査を進めるグレイマンは、やがて驚愕の真相を知る!謎をはらんで展開する冒険アクション巨篇。
著者等紹介
グリーニー,マーク[グリーニー,マーク] [Greaney,Mark]
国際関係・政治学の学士号を持ち、スペイン語とドイツ語に堪能。『暗殺者グレイマン』(2009年)でデビュー。現在、テネシー州メンフィス在住
伏見威蕃[フシミイワン]
1951年生、早稲田大学商学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
171
嘘に次ぐ嘘。話はコロコロ裏返されるが…。一応の大団円?満身創痍で倒れる寸前まで自分を追い込むのが普段のグレイマンだが、今回は頭脳戦が中心。父との邂逅もあって、無口なグレイマンと読者も距離が縮まった。父の言葉にほろり。今まで彼を追い込んできた秘密も明かされる。シリーズでも屈指の面白さ。2021/05/05
KAZOO
137
CIAのナンバーツーがこの主人公を狙って亡き者にしようとするのですが、やはりエンターテイメントです。読者が気のすくような結末にしてくれます。アメリカ、サウジ、イスラエルの諜報機関の三つ巴でそれにワシントンポストの記者などを噛ませるのですが、新聞で公にすると政治的な動きが出てくるのでそこはあまり動きを大きくしません。今後に続くようにうまく終わらせています。2019/11/12
KAZOO
78
再読ですが、この作品でそれまでなぜCIAに狙われていたのかが解決されます。CIAの権力者が自分の後ろ暗いところを知られたというので前4作に通じていた謎がわかります。屋はありすっきりします。私は前回これで終わりだと思っていたのですがさらに続いて来月新訳が出るようです。再読していますがやはり読みでがあります。2022/09/21
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
77
「グレイマン」シリーズ第5弾は後半もハラハラドキドキな展開で一気読み。追われる者が追う者へと転じる時、嘘で固めた砂上の楼閣は一気に崩れる。彼がここまで狙われる理由がそんなところにあったとは!長く疎遠であった故郷の父親との再会シーンは良かった。アクションもあり、スリラーとしても面白く、ハリウッド映画にしたら良さそうなシリーズなのにねって思ったら、以前ブラピで映画化の話もあったけど何故か頓挫したのだとか。これは映像で見て見たいシリーズである。★★★★2020/02/03
猿吉君
70
グレイマン5作目にしてナンバーワンの面白さ、一区切りついて納得の結末でした!①最後に判るつけ狙われる謎が驚愕、悪役の憎らしさ倍増!②そのカーマイケルがホント悪ですがすがしい(笑)③こういうおやじになりたい、ってかスピンオフでおやじさん主役もアリかも。④ついに恋愛要素無し、硬派過ぎますこういうの好きです(笑)⑤肋骨見えてて機敏に動くジェントリー、次はどこをやられるのか。⑥伏線が回収されたのでまた最初から読みたくなります。点数:満点→あまりにも面白かったので次作読むのが怖いです逆に。2020/08/24