出版社内容情報
致死率が極めて高い恐怖の新感染症。抗生物質の原料を求めて特別チームがメキシコの巨大な洞窟に入るが、次々と不可解な事件が!
内容説明
アフガニスタンに駐留するアメリカ軍に、新たな細菌による致死率の極めて高い感染症が広がった。その細菌は感染力が強く、あらゆる薬剤に耐性を持つ。すでに患者がアメリカ本土の病院に移送されており、感染爆発は目前だった。女性微生物学者のハリーは4人の精鋭とともに、特効薬の生成に必要な微生物を採取すべく、メキシコ南部の危険な巨大洞窟に入っていく。だが、次々と不測の事態が!迫力の洞窟探検を描く冒険小説。
著者等紹介
テイバー,ジェイムズ・M.[テイバー,ジェイムズM.] [Tabor,James M.]
ヴァージニア州生まれ。コネティカット州で育ち、ジョンズ・ホプキンス大学で学んだ。登山家、洞窟探検家、熟練のダイバー。“公共放送サービス(PBS)”のアウトドア番組のホストや“ヒストリー・チャンネル”の地底旅行を扱った特別番組の制作責任者をつとめ、『ワシントン・ポスト』など多数の紙誌に寄稿している。『ディープゾーン』で小説家としてもデビューした
加賀山卓朗[カガヤマタクロウ]
1962年生、東京大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
60
ジェイムズ・テイバー、初読みの作家でした。しばらく積んでいたけど、もっと早く読めば良かったな。突っ込みどころは多々あるものの、なかなか面白かったです。良くも悪くもハリウッドのSFアクション大作を観ているような作品。アフガニスタンに駐留するアメリカ軍に広がる新型感染症。本土でのパンデミックは秒読み段階。特効薬開発の為に組まれたスペシャルチーム。暗闇の中の洞窟探検、迫り来る敵、謎の黒幕、そしてお約束のロマンスもあり。そのうち映画になりそうですね。脳内再生は、ミラ・ジョヴォビッチとトム・クルーズ。★★★+2015/10/04
つねじろう
52
洞窟ってだけでもうそれはワクワクドキドキもので探検しないといけないでしょ。実は豚は幼少の頃、悪い事すると押入れに入れられてたトラウマで暗くて狭い所は大の苦手だけどそれでも洞窟の誘惑には勝てない。それも其処にたどり着くまで大変と云ういわく因縁付きの物件。お約束の吸血コウモリから激流の地下水からもう主人公達と一緒にどんどん息苦しくなる。パンデミックの脅威を防ぐ奇跡の物件を求めて神秘の巨大洞窟に挑む5人。これでもかって次から次に襲うトラブルにボロボロになる女性生物学者のハリー。彼女の男前の活躍が見事です。2016/03/06
あっちゃん
27
急に政府に呼ばれた女性微生物学者、パンデミックの危機に以前研究していた、ある物質を取りに洞窟探索のチームに加わる事に!洞窟のパニックアクションと、パンデミックもの、怪しい大物黒幕、裏切り、ロマンスまで?盛り沢山(笑)面白かったけど、登場人物表を確認しながらってくらい、他方向からの視点に少し疲れた(  ̄▽ ̄)2018/05/29
siva
22
パンデミックを回避するために巨大洞窟の奥底まで微生物を採取しに行く。陰謀やら呪術師やらいろいろありですが、洞窟探索が圧巻。閉所恐怖症気味のワタクシには耐えられないような、といいつつ思わず想像して身震いしてしまうような表現多数。後半の決着はあれ・・これで終わっちゃうの・・という感じですが結構面白かったな。ミッションインポッシブル/ゴーストプロトコルの「ひみつどうぐ」が出てきます。2015/10/01
goro@80.7
21
新種のウィルス細菌を阻止するために危険地帯にある巨大洞窟の奥にある微生物を採取する任務を負った専門家5名。奥へ進むうち一人また一人と倒れて行く。果たして無事採取して戻れるのか!最後はそうなるだろうなと思った通りになっておりました。2014/11/16