ハヤカワ文庫<br> 宙(そら)の地図〈上〉

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ハヤカワ文庫
宙(そら)の地図〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 474p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150412715
  • NDC分類 963
  • Cコード C0197

出版社内容情報

19世紀末、圧倒的な力を持つ異星人がロンドンを攻撃、支配下に置いた。苦しむ市民を救うため作家H・G・ウエルズが立ち上がる!

内容説明

1829年、地底への入口を発見すべく南極探検船がニューヨークを出港した。だが南氷洋で船は氷に閉ざされてしまう。折しも奇妙な飛行物体に乗って現われた怪物が探検隊を襲い、死闘が繰り広げられる。そして約70年後の1898年、小説『宇宙戦争』を発表して大好評を得たH.G.ウエルズのもとを、ロンドン警視庁特殊捜査部の特別捜査官クレイトンが訪れる。小説と同じ飛行物体が出現した現場に来てほしいというのだが…。

著者等紹介

パルマ,フェリクス・J.[パルマ,フェリクスJ.][Palma,F´elix J.]
1968年スペイン南部アンダルシア地方の港町サンルーカル・デ・バラメダ生まれ。1998年に短篇集El vigilante de la salamandra(火とかげの守り人)で作家デビュー。2008年に新人作家の登竜門のひとつであるセビリア学芸協会文学賞を受賞した『時の地図』を出版、ベストセラーとなった。小説を執筆するかたわら、新聞のコラムニスト、文芸評論家、アンソロジーの編者としても活躍している

宮崎真紀[ミヤザキマキ]
東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

亮人

19
ウエルズオマージュ第二弾。前作は『タイムマシン』を下敷きにした『時の地図』だったが、今回は『宇宙戦争』。相変わらず、話が本筋から脇道の脇道くらいまで、のらりくらりと脱線しまくりのヘンテコ筆致。南極での火星人怪物との戦い、ニューヨーク恋物語、となかなかロンドンのウェルズが出てこないのもご愛嬌。広い心で読もう!なにやら仕掛けも込められているようなので、急いで下巻に行きます。2014/01/04

もち

17
「別のエンディングにしようと考えたことはなかったのかい」◆1829年の南極で、探検船が遭遇した未確認生物。死闘の末、地球の平和は守られたかに見えたが――。1898年、「宇宙戦争」を上梓したウエルズの前に、彼の著書どおりの状況で宇宙船が現れる。■シリーズ第2作。冒険小説として格別に楽しい第1部を皮切りに、ジャンルを飛び越え、無類の創造力を秘めたが物語が炸裂。巧みにプロットへ絡められた実在の人物、ミスすら盛り込んでしまう飄々とした語り部、絶望に絶望を上塗りする攻防戦。先読みなど無意味、反則級の面白さ。2019/05/10

スターライト

7
パルマが題材に選んだのは、ウェルズ『宇宙戦争』。しかし上巻では、南極にあるという地底世界への入り口(!)を目指す探検行が語られたり、そこに出てくるアランが実はあの人だったり(?)、作者自身も時折登場したりで、何とも愉快。エマに思いっきり振られるギルモアもその正体は…だったり読者サービス満点。この勢いのままラストを締めくくってほしい。2014/06/04

万博

6
「不思議」と「仕掛け」のあいだを存分に彷徨わせてくれる今シリーズ。今回の題材は『宇宙戦争』。前半はほぼ、レイノルズという夢見がちな野心家が率いる北極探検隊が遭遇する危機のお話。大冒険すぎて、ウェルズが主人公であることをすっかり忘れてしまいます。この探検隊には、その後の元祖推理小説家も参加していて、史実との組み合わせ方が絶妙。ウェルズに託されている作家論が興味深い。ロマンスが楽しめるはずの、マリーとハーロウ嬢の関係がいまいち…。エピソードのつながりはまだうっすらとしていて、どうまとめられるのか楽しみ。2013/02/17

すけきよ

6
まず、前作の登場人物やネタバレが出てくるので、読んでおくことを推奨。前作が、本当ににタイムトラベル?それとも嘘?という疑いを抱きながら、登場人物と一緒に読者も最後までふらふら歩んでいく作品だったけど、今回はモロにSF。しかし、それでも前科(笑)があるため、疑ってかからねばならない。しかも、弁士の如き滑舌なめらかな全能たる語り手がどうにもフェアに思えない。信用ならない語り手を含めたレイヤー、火星人は(物語内で)リアルなのかウソなのか、さらに改変された歴史叙述にも目を光らせて読み進める必要がある。下巻に続く2012/11/26

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