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ハヤカワ文庫
時の地図〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150412272
  • NDC分類 963
  • Cコード C0197

内容説明

1896年ロンドン。恋人を切り裂きジャックに惨殺され、大富豪の息子アンドリューは失意の底にあった。彼は西暦2000年へのタイムトラベル・ツアーを催す時間旅行社を訪ねた。時間をさかのぼり、切り裂きジャックから恋人を救おうというのだ。だが旅行社は過去には行けず、彼は小説『タイム・マシン』を発表したH・G・ウエルズの力を借りることに。一方、上流階級の娘クレアは、2000年へのタイムトラベルに参加するが…。

著者等紹介

パルマ,フェリクス・J.[パルマ,フェリクスJ.][Palma,F´elix J.]
1968年スペイン南部アンダルシア地方の港町サンルーカル・デ・バラメダ生まれ。1998年に短篇集El vigilante de la salamandra(火とかげの守り人)で作家デビュー。その後、短篇集を3冊、長篇を2冊発表し、2008年に新人作家の登竜門のひとつであるセビリア学芸協会文学賞を受賞した『時の地図』を出版、ベストセラーとなった。現在は小説を執筆するかたわら、新聞のコラムニスト、文芸評論家としても活躍している

宮崎真紀[ミヤザキマキ]
東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nat

47
購入後何回か挫折して長年積読本だったが、ようやく読み終わった。19世紀末、H・Gウェルズやエレファント・マン、切り裂きジャックなどが登場するタイムトラベルものだと思って読んでいたが、あれあれ?何だか違うかもという展開に。今後どうなっちゃうんだろうと思いながら下巻へ。2023/02/15

RIN

38
何を書いてもネタバレになりそうな作品。ジャンルも小説作法も奇想天外。スペイン人作家が19世紀のロンドンを舞台に書いたもの。上巻中盤までは読み切れるか不安になる感じだったが、終盤にかかるにつれようやく面白くなってきた。未読の方は最初は少々我慢が必要かも(笑)。2015/03/28

瀧ながれ

36
1896年、恋人を切り裂きジャックに惨殺された大富豪の次男坊は、西暦2000年へ行けるタイムマシンの噂をきいて、ならば過去へも向かって彼女を救えるのではないかと考える。という前半部は、この坊っちゃんがどうにも好ましく思われず、地の文の饒舌さもカンにさわって、タイムマシンの云々より、H.G.ウエルズがかの「エレファント・マン」メリックと対面する、やるせないうつくしさが心に強く残りました。後半は、なぜこの文庫が白背なのかが解明され(笑)、気になるところで下巻に続きます。いろんなことが腑に落ちる、なるほどなー。2017/01/31

ゆう

28
面白いんだけども、話が横道にそれたり作者がちょろちょろ顔を出したり、どうもリズムが悪い気がする。19世紀末ロンドンをスペインの作家が書いてるから余計に微妙な感じがするのか。エレファント・マンが登場したパートは良かった。半分読むのに少し苦戦したが、めげずに下巻へ。2020/09/12

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

23
タイムマシンかー、と科学アレルギーの自分はちょっと引いて読み始めたが、「切り裂きジャック」や「エレファントマン」「ウエルズ」が登場するコメディ。バカバカしいが、読むのを止められません。下巻下巻。2015/06/10

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