ハヤカワ文庫<br> トラヴェルズ―旅、心の軌跡〈上〉

ハヤカワ文庫
トラヴェルズ―旅、心の軌跡〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 399p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150409647
  • NDC分類 936
  • Cコード C0198

内容説明

名門ハーヴァード大学を首席で卒業後、医学博士となり、結婚し離婚し、ベストセラー小説を立て続けに発表、映画を監督し、30歳で成功の絶頂にいた―だが、次は何をしたらいい?突然目標を失った著者が選んだのは、自己探求の旅だった。『ジュラシック・パーク』『タイムライン』などの多彩な大ヒット作品を次々と生み出す鬼才の自伝的旅行記。上巻末に村上龍との対談収録。

目次

メディカル・デイズ―1965~1969(解剖死体;面白い話;瓢箪病棟;男たらし;ボストン産科病院の一日 ほか)
トラヴェルズ―1971~1986(ロサンゼルスの性と死;精神医学;バンコク;ボネール島;パハン ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッピー

2
著者が医学生のころから始まる自伝部分。患者を診るよりも、検査数値を見て診察するのが主流だった1960年代。患者の声を聞くよりも、医者の言うことを聞けという時代。徐々に医学への情熱を失っていく著者。著者は言う。「医師は奇跡によってわれわれを救う魔法使いではなく、われわれの回復を手伝うことのできる、専門知識を持ったアドヴァイザーなのだ。」医学の道を捨て、小説と映画制作で成功を収めた著者は、人生の目標を失い鬱状態に陥る。折り合いの悪かった父の突然の死。アイルランドでの映画撮影。その辺りまでが上巻。2015/07/29

タニッシュ

1
マイクルのは全部読んじゃおうかな。2012/08/06

Ryo Sogawa

0
どこまでが真実かは分からないが、著者の自伝的小説、とのこと。実在の人生としては、面白すぎる気も...。巧みなユーモアを織り込みつつ、医学の抱える矛盾をさり気なく書いていた医学生時代の内容は、特に面白かった。2016/03/14

0
小説家として、映画監督として成功した故マイクル・クライトン氏の学生時代のエピソードを含む旅行記です。上巻にはハーヴァード大学や、マレーシア、アフリカ、キリマンジャロ、映画撮影の現場等々でのエピソードが収められています。大学時代(2000年)に初めて読んだのですが、社会人となった今、改めて読み返してみて感じたのは、「今の方が著者の気持ちがよくわかる」ということです。著者の歳に近づいたからだと思いますが。自分も「少し身を引いて」今の自分を客観的に振り返って見ることが必要なんじゃないかと感じました。2011/01/28

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