ハヤカワ文庫<br> サンディエゴの十二時間

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ハヤカワ文庫
サンディエゴの十二時間

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  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150406905
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

サンディエゴ、八月。共和党の全国大会が開かれるその地で、大統領の来訪に合わせて、狂信的極右主義者の大富豪が、恐るべき計画を実行しようとしていた。決行の時が刻々と迫る中、米国務省の情報調査部員グレーブズは、想像を絶する計画の全貌を知るが…。二重三重に仕組まれた大規模な殺戮計画を、彼は阻止できるのか?悪魔的な狡猾さを備えた男とグレーブズの白熱の頭脳戦を描く、戦慄のタイムリミット・スリラー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

98
やはりクライントンは面白い。この本も面白くて、読み始めたら止まらなくなってしまった。次はどうなるのかという物語本来の力を持っているのだ。共和党の全国大会が開かれるサンディエゴで、背筋が寒くなるような犯罪が計画されていることを知った主人公は、必死にそれを止めようとする。ここに描かれている犯罪は極めて現代的で、今でも起こりうる恐れがある。このあたりの細部の書き込みの確かさが、クライントンの素晴らしさだ。結末がまた巧い。現代社会に対する問い掛けだと思う。2017/03/12

bookkeeper

32
★★★★☆ 再読。大統領の訪問を控えたサンディエゴで、富豪が大規模テロを計画。捜査当局の監視の中、彼は次々と物品を調達していく。監視されているのを承知の上で、捜査官に挑戦しているのだ。 怪しげな物品が集められていくのを見ながら、主人公と共に目的を推理する楽しみが味わえます。クライトンならではの知的なサスペンス。システムが完成した後はいかに犯人の裏をかき、発動を回避するかもハラハラさせられます。こうしたテロは、日本人は特別な感情を喚起させられますね。ストーリーもシンプルで、さくっと楽しめますよ。2019/05/17

佐島楓

20
企てられる大統領暗殺、それを阻止しようとする主人公。メインに据えられた暗殺兵器が神経ガスというあたりが、リアリティを高めている。始まるカウント・ダウン、手に汗握る展開。クライトンの初期作品だが、古さを感じなかった。2013/11/16

せんにん

3
クライトン初期の作品。犯人を追い詰めていく緊迫感がいい。。まあ若干面白みに欠ける気もするが、それは初期作品なので、全く問題ない。2012/02/27

オカダサチコ

2
読みやすいのに面白い!2014/08/10

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