ハヤカワ文庫<br> ミストボーン―霧の落とし子〈1〉灰色の帝国

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ハヤカワ文庫
ミストボーン―霧の落とし子〈1〉灰色の帝国

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  • サイズ 文庫判/ページ数 429p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150204952
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

空から火山灰が舞い、老いた太陽が赤く輝き、夜には霧に覆われる“終の帝国”。神のごとき支配王が千年のあいだ統べるこの国の底辺には、スカーとよばれる卑しい民が存在した。盗賊団の少女ヴィンは、とるにたらぬスカーとしてひっそり生きてきた。ある日、腕に凄惨な傷をもつ男に見いだされるまでは―金属を体内で燃やし、不思議な能力を発現させる盗賊たちの革命を描き、全米でベストセラーとなった傑作、ついに開幕。

著者等紹介

サンダースン,ブランドン[サンダースン,ブランドン][Sanderson,Brandon]
1975年アメリカ・ネブラスカ州リンカーン生まれ。ブリガム・ヤング大学で生化学を専攻していたが、のちに英文学に転向。2004年に修士号を取得し大学を卒業後も、大学に残り教鞭をとる。また在学中には学内のSF・ファンタジィ同人誌の編集に携わる。2005年に『エラントリス 鎖された都の物語』でデビュー。2006年に刊行された『ミストボーン―霧の落とし子〈1〉灰色の帝国』にはじまる“ミストボーン”三部作は、第三部がニューヨーク・タイムズ・ベストセラー・リスト入りするなど、ファンタジィ・ファンの枠を超えて多くの読者に愛されている。さらにロバート・ジョーダンが完結させることなく亡くなった“時の車輪”シリーズの最終第12部「A Memory of Light」を、ジョーダンの未亡人から指名を受け執筆している。現在は妻、息子とともにユタ州プロボ在住

金子司[カネコツカサ]
1969年生、1992年明治大学商学部商学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

39
まず設定が素晴らしい。ステレオタイプと言えばそれまでだが、合金術と主人公の(疑り深い)性格描写が切り口となって、物語に引き込んでくれる。早く続き読みたいなぁ(笑)2010/07/05

昼夜

31
灰が降り積もり夜は霧に包まれる陰鬱な世界観と支配被支配がはっきりしている階級社会の中でもがいている人々を見ていると自分の気持ちも沈んできました。でも、主人公が合金術を使える霧の落とし子だと分かってから打倒階級社会って私も彼らの仲間の一人(下っぱね笑)の様に気分が盛り上がりましたが問題と課題が山積みでそれが達成できる=奇跡って感じなのでワクワクよりも心配でドキドキして先がめっちゃ気になります。2012/02/02

カザリ

27
おもしろかった。キャラが魅力的。2015/03/15

りー

19
エラントリスに続き、2作目のシリーズ。またしても見える景色は灰色です。昼間も灰が降り続ける都市、夜は不気味な霧に包まれる。国を支配する絶対者=支配王、少数の貴族には「合金術」と言われる遺伝性の特殊能力があり、大多数の貧困層=スカーを圧倒して搾取している。しかし、その絶対者に立ち向かう者が現れた。反乱の芽は、摘まれてしまうのか、最強の刺客=鋼の尋問官から逃れられるのか?以下次巻。…「魔法」の扱いが上手な作者さんです。主人公の少女のマイ・フェア・レディぶりも楽しめそう♪2020/08/23

しろ

13
☆5 世界観もキャラもいいと思うんだけど、イマイチ入り込めなかった。とても魅力的なファンタジーだとは思うんだけど、ハイファンタジーは長いし独特だから最初に入り込めないと厳しいものがある。翻訳とかもあるし。でもこのハヤカワのイラスト装丁ファンタジーの系列は今後も挑戦していきたい。2014/10/05

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