内容説明
空から火山灰が舞い、老いた太陽が赤く輝き、夜には霧に覆われる“終の帝国”。神のごとき支配王が千年のあいだ統べるこの国の底辺には、スカーとよばれる卑しい民が存在した。盗賊団の少女ヴィンは、とるにたらぬスカーとしてひっそり生きてきた。ある日、腕に凄惨な傷をもつ男に見いだされるまでは―金属を体内で燃やし、不思議な能力を発現させる盗賊たちの革命を描き、全米でベストセラーとなった傑作、ついに開幕。
著者等紹介
サンダースン,ブランドン[サンダースン,ブランドン][Sanderson,Brandon]
1975年アメリカ・ネブラスカ州リンカーン生まれ。ブリガム・ヤング大学で生化学を専攻していたが、のちに英文学に転向。2004年に修士号を取得し大学を卒業後も、大学に残り教鞭をとる。また在学中には学内のSF・ファンタジィ同人誌の編集に携わる。2005年に『エラントリス 鎖された都の物語』でデビュー。2006年に刊行された『ミストボーン―霧の落とし子〈1〉灰色の帝国』にはじまる“ミストボーン”三部作は、第三部がニューヨーク・タイムズ・ベストセラー・リスト入りするなど、ファンタジィ・ファンの枠を超えて多くの読者に愛されている。さらにロバート・ジョーダンが完結させることなく亡くなった“時の車輪”シリーズの最終第12部「A Memory of Light」を、ジョーダンの未亡人から指名を受け執筆している。現在は妻、息子とともにユタ州プロボ在住
金子司[カネコツカサ]
1969年生、1992年明治大学商学部商学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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