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NHKブックス
女たちの明治維新

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140911617
  • NDC分類 210.61
  • Cコード C1321

内容説明

製茶貿易を先駆けた大浦慶、日本初の女医となった楠本稲、『小公子』を翻訳した若松賎子、外交の一翼を担った陸奥亮子…。幕末から明治への激動期をたくましく生きぬいた女性たちに光を当て、その足跡に迫る。逆境から道を拓いた女性たちの勇気と情熱をとおして、生きるための戦略が見えてくる。

目次

第1章 変革への始動―常識を破る女たち(女囚高須久子と吉田松陰;松陰との再会と別れ ほか)
第2章 維新前夜―挑戦する女たち(日本茶を世界に広めた大浦慶;侠気で龍馬をささえた楢崎龍 ほか)
第3章 敗者からの転身―会津藩の女たち(同志社の母とよばれた新島八重;伯爵夫人となった大山捨松 ほか)
第4章 世界デビュー―外交官の妻たち(森有礼と契約結婚した広瀬常;陸奥宗光の杖となった亮子の献身)

著者等紹介

鈴木由紀子[スズキユキコ]
1947年、山形県生まれ。放送大学教養学部卒業。編集者を経て作家となる。97年『闇はわれを阻まず山本覚馬伝』で第4回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。ノンフィクションから歴史小説まで幅広い執筆活動のほか、「その時歴史が動いた」「カルチャーラジオ」に出演するなど放送や講演活動も精力的にこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

to boy

22
題名から想像した内容とは少し違っていて少し期待外れ。幕末~明治前半にかけて活躍した女性たちの生涯、功績などを簡略にそして気ままに綴られて読みやすいけれど少し物足りない所も。初めて知った名前もあれば有名な方もあってそこそこ楽しめました。2021/02/27

jamko

9
‪倒幕から明治にかけて活躍する男たちの側にいた女性たちの物語は、歴史の影でもありもう一つの歴史でもある。海外との交流による価値観の大変動とバックラッシュの強さ。自立心の強い女性を好む男たちと、それを許さない世間との乖離。男性の書き手ばかりの時代において正確な資料が少ないのも悲しい。でも日本茶を世界に広めた大浦慶や、森有礼と契約結婚した広瀬常、シーボルトの娘・楠本稲らを本書で初めて知って驚いたし、大河でちらちら現れるお滝や高須久子の人生を最後までフォローしてくれてるのも良かった。‬→2018/10/24

オリーブ

3
BS歴史館で幕末の志士を支えた女性たちに焦点をあてた「芸者」を観て、出演していた鈴木由紀子さんの本を読んでみたくなりました。本を読んでシーボルトに関係した女性たちの哀しい生涯を知り、切なくなりました。それにしても、当時の男性たちが強く毅然とした女性に惹かれていた様子に同じ女性として誇りに思えました。ただ単に男性に頼っているだけではなく、今と比べると多くの制約も多かったはずなのにしっかりと自分と言うものがある姿に憧れさえ感じました。2014/02/25

wang

2
ペリー来航から不平等条約改正までの40年間に生きた女性たち。被差別部落民と平等に接して牢に閉ざされた高須久子は高い教養と開明的思想で同じ牢にいた吉田松陰に影響を与え。開国と同時に日本茶の輸出を手がけ富豪となり坂本龍馬に貿易の手ほどきをした大浦慶。などは名前も知らなかった。幕末から盛んに海外留学をし見聞を広げた女性を明治政府は活用できなかった。ある者は私塾を開き、あるいは政府高官の妻となり外交面や慈善活動で日本の役に立つのみ。陸奥亮子広瀬常若松賤子大山捨松新島八重楠本稲楢崎龍江馬細香張紅蘭吉田滝など2022/02/19

もなか。

2
旦那さんに振り回され?、左右され?ながらも、自分の道を探る姿が好感2019/06/17

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