NHKブックス<br> 思考する言語〈下〉―「ことばの意味」から人間性に迫る

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NHKブックス
思考する言語〈下〉―「ことばの意味」から人間性に迫る

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140911327
  • NDC分類 801.01
  • Cコード C1380

内容説明

なぜことばにタブーが存在するのか?fuck、shit、niggerといったタブー語を取り上げ、意味や用法の分析、情動に関わる脳の仕組みの考察から、なぜ人は特定の語に不快感を抱くのか、その複雑な心理を解明。また、依頼表現や口説き文句の分析をもとに、ことばによる駆け引きで人間関係が調整される様を示し、他者の心理を巧みに推察する憶測のメカニズムに迫る。ことばから人間の認知のクセを読み解くとともに、認知の限界をも超える、言語の無限の可能性を明らかにする。

目次

第7章 タブー語はなぜ存在するのか―人間感情の考察から(テレビでは口にできない七つの言葉;タブー語と脳―生物学的ルーツ;悪態はなぜ人を不快にするのか―タブー語の意味論 ほか)
第8章 「ほのめかし」による駆け引き―ことばと人間関係(人はなぜ間接表現を使うのか―「会話の推意」の考察から;「こちらには塩がないのですが…」―依頼表現の戦略;いかに賄賂をほのめかすか―曖昧表現の効用と弊害 ほか)
第9章 「洞窟」から抜け出せ―言語の無限の可能性(言語から見た人間の本性;事物の概略的な認識;心のズームレンズによる空間把握 ほか)

著者等紹介

ピンカー,スティーブン[ピンカー,スティーブン][Pinker,Steven]
現在、ハーバード大学心理学研究室教授。視覚認知と幼児の言語獲得についての研究により、米国心理学会から「Distinguished Early Career Award」、および、「McCandless Young Developmental Psychologist Award」受賞。2004年にタイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」のひとりに選ばれた。著書に、『心の仕組み』(NHKブックス、「ロサンゼルス・タイムズ」ブック賞ほか受賞)などがある

幾島幸子[イクシマサチコ]
早稲田大学政経学部卒業。翻訳家

桜内篤子[サクラウチアツコ]
ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くらびす

3
本書は内側から見た言葉の輪郭を開拓し、「理解の様式」としての科学の段をはっきりと照らし出してくれる2013/09/17

plum

2
タブーやほのめかしなどの表現2017/05/09

磁石

2
 今作の内容は、「タブー」「罵倒」「ほのめかし」について。わかりやすく、なによりユーモアを込めて解説してくれるピンカー節で、とっつきにくい言語学を紹介してくれる。今回は、ないようそのものが実生活にそくしたものだから、馴染みやすくそれほどピンカー節が活躍することはなかったけど、かわりに、なるほどとうならせてくれるところが数々見受けられた。中でも、『教育の目的とは、人間の直感的思考の欠点を埋め合わせるものである』というのは、なるほど! と感心してしまった。  3部作の最後の巻でもある。2012/06/29

roughfractus02

1
反知性的修辞の領域を潜り抜けて語用論へ向かう際に、著者は道徳的語用としてタブー語を列挙し、それらを生物学的(脳、扁桃体)に解釈し直して各々多様な社会領域と関連づけ、語用論への道をつける手順を採るように見える(そのためか、修辞領域を重視するバフチンなら声のメディアと身体に関係づけるところを、著者はテレビを例とした電子的マスメディアと脳に関係づける)。こうして因果は語用論において「関連性」(グライスの援用)と捉えられるが、本書が洞窟の外を示すように、「力のダイナミクス」はさらに本書の外を示すようにも思える。2017/02/27

メルセ・ひすい

1
学術書  博士論文風  解説・郡司隆男 神戸松陰女子学長。2009/07/11

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