NHKブックス
“子別れ”としての子育て

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140910566
  • NDC分類 493.98
  • Cコード C1311

内容説明

子育ては愛情のみに彩られるものではない。時には親子間で対立が生じることを認め、子との間に心理的・物理的に適切な距離を保つことで、母子が互いの主体性を認め合い、ともに自律することができる。サルなど霊長類の観察や、保育園など現場での経験をふまえ、乳児期の母子関係を対象に、理想的な離乳法・育児空間などを提唱する。離れつつ保護する「子別れ」のあり方を論じる、育児に迷ったときの必読書。

目次

序章 「子どもがかわいく思えない」あなたへ
第1章 離れつつ保護する―育児の本質
第2章 “子別れ”のプロセス―変容する母子関係
第3章 子どものメッセージを読み取る
第4章 「ほどよい隔たり」とは何か
第5章 子どものからだと危機管理
終章 “子別れ”へのアドバイス

著者等紹介

根ケ山光一[ネガヤマコウイチ]
1951年、香川県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程心理学専攻中退。大阪大学人間科学部助手、武庫川女子大学文学部講師・助教授、同家政学部助教授、同生活環境学部助教授、早稲田大学人間科学部助教授を経て、2000年より早稲田大学人間科学部教授。専攻は発達行動学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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yukiko

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”子育てとは、実はこのような親と子という鼻をつき合わせた個体間の絶え間のない交渉と調整の過程なのだ””子育てを支えるのは無償の愛だとか、慈しみの心だとかいわれる。しかしながら、親子が麗しい愛に満ち足りた円満で幸福な関係でなくてはならず、そこから外れていることは子育ての失敗であり親失格であるかのような考え方や、そこに起因するこのような苦しみは、親子をとりまく誤解や思い込みから生じている部分がある”2013/11/04

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