出版社内容情報
いま、何が本当に必要なのか?
アフターコロナの日本経済を活性化するためには、政府が膨大な現金をバラまいて需要を喚起し、緩やかなインフレ好況状態をつくり出すことが必要だ。いかにしてそれは可能か? そこには何の問題もないのか? 日本経済の行き詰まりが指摘される今、金融緩和でも構造改革でもない「ラディカルな解決策」を注目の経済学者が、主流派経済学とMMT(現代貨幣理論)の両面から説く!
内容説明
アフターコロナの日本経済を活性化するためには、政府が膨大な現金をばらまいて需要を喚起し、緩やかなインフレ好況状態をつくり出すことが必要だ。いかにしてそれは可能か?そこにはどのような問題があるのか?日本経済の停滞が指摘されるなか、金融緩和でも構造改革でもない「ラディカルな解決策」を注目の経済学者が熱く説く!
目次
第1章 コロナ不況と経済政策(大切なのは経済か、命か;コロナ危機下の経済政策―コールドスリープせよ;GoToキャンペーンの是非を問う;反緊縮で日本は甦る)
第2章 なぜ、ベーシックインカムが必要か(現状と歴史はどうなっているか;ベーシックインカムと「自助・共助・公助」;生活保護は廃止してもよいのか;二階建てベーシックインカムへの道)
第3章 政府の「借金」はどこまで可能か(財政赤字をめぐる三つの立場;現代の貨幣制度とMMT;お金はいつ生まれ、いつ消えるのか;政府の「借金」はなぜ問題ないのか;補論 ドーマー条件と横断性条件)
第4章 脱成長の不都合な真実(完全雇用が達成されればよいのか;デフレマインドが日本を滅ぼす;脱成長論とグリーン・マルクス主義;なぜ経済成長が必要なのか)
著者等紹介
井上智洋[イノウエトモヒロ]
駒澤大学経済学部准教授。経済学者。慶應義塾大学環境情報学部卒業。IT企業勤務を経て、早稲田大学大学院経済学研究科に入学。同大学院にて博士(経済学)を取得。2017年から現職。専門はマクロ経済学、貨幣経済理論、成長理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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