出版社内容情報
たとえ明日終わるとしても、あなたの人生には意味がある。
還暦とはよく言ったもので、「人生100年時代」を迎えつつあるいまも、60歳は転機の年。仕事に区切りがつき、子どもは独立。そしていよいよ自分の人生の終わりも視野に入ってくる……。「50歳を境に人生をギヤチェンジしていこう」と勧めてきた著者が、いよいよ60歳を迎えるにあたり、いつかは訪れる死というものを、どのように受け入れればよいかを考えていく。「宗教家・哲学者・芸術家・文学者など古今東西の賢者たちから導きを受け、後半生をより良く過ごすために必要な「死生観」の養い方を学ぶ一冊。
内容説明
還暦=60歳は節目の年。折り返し地点を過ぎ、いよいよ人生の終わりも気になり始める。まだ、当分やってこないかもしれないが、いつかは必ず訪れる自分の「死」。不安にさいなまれず毎日を過ごすには、どんな心構えが必要か?悔いを残さず受け入れるために、どのように準備すればよいか?古今東西の賢者・哲人・聖者たちの導きを受けながら、“生きること”の意味を考えていく。
目次
第1章 自分で人生を作り出すということ(いかに死に備えればいいか;孔子の教えと「ing」の力 ほか)
第2章 死といかに向き合うか―賢者達の死生観(〓の寿命と人間の寿命;若死にもよし長寿もよし ほか)
第3章 この世とあの世の道理を学ぶ―宗教の教え(宗教と死生観;キリスト教の「神」と「天国」 ほか)
第4章 死の瞬間を表現する―文学と死生観(『死者の書』に見る生への執着;一日でも早く死にたくなるほどの苦痛 ほか)
第5章 人はいかに生きて、いかに死ぬべきか―私の死生観(フェデラーの死生観;『葉隠』と切腹 ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。日本語ブームをつくった『声に出して読みたい日本語』(草思社/毎日出版文化賞特別賞)など、ベストセラー著書が多数ある。テレビ・ラジオ・講演等多方面で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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