NHK出版新書<br> 踊る昭和歌謡―リズムからみる大衆音楽

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NHK出版新書
踊る昭和歌謡―リズムからみる大衆音楽

  • 輪島 裕介【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140884546
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0273

内容説明

座っておとなしく聴くクラシックやモダンジャズに対して、ダンサブルな流行音楽を大衆音楽と定義すれば、昭和の音楽史に「リズム」という新たな視点が浮かび上がってくる。戦前戦後のジャズに始まり、昭和三〇年代のマンボにドドンパ、ツイスト、はてはピンク・レディーからユーロビートまで。「踊る」大衆音楽の系譜を鮮やかに描いた意欲作。

目次

第1章 ダンスホールとジャズの戦前戦後―占領期一九五二年まで
第2章 ニッポン「ラテン音楽」事始め―一九五五年という画期
第3章 マンボ・ブームとニューリズム時代の幕開け―一九五五~一九五七年
第4章 「国産」ニューリズム・ドドンパ顛末記―一九六〇~一九六一年
第5章 ツイスト上陸!「ダンス狂時代」―一九六二年
第6章 ニューリズムの迷走・ボサノヴァ、タムレ、スカ―一九六三~六〇年代後半
第7章 お茶の間はダンステリア―ディスコとアイドル歌謡の一九七〇~八〇年代
第8章 ユーロビートは「帰ってきたドドンパ」か―一九八〇年代後半以降

著者等紹介

輪島裕介[ワジマユウスケ]
1974年金沢市生まれ。大阪大学大学院文学研究科准教授(音楽学)。専門は大衆音楽研究、近現代大衆文化史、アフロ・ブラジル音楽研究。東京大学大学院人文社会系研究科(美学芸術学)博士課程修了(文学)。日本学術振興会特別研究員、国立音楽大学ほか非常勤講師を経て現職。『創られた「日本の心」神話―演歌をめぐる戦後大衆音楽史』(光文社新書)で2011年、第33回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

34
音楽は聴くもの……という常識を見直して、踊るものとして捉えなおすと、そこからいろいろなものが見えてくる。フォークからロック、Jポップへの流れというポピュラー音楽の歴史から、こぼれおちている音楽が確かにあると思う。よく日本人は踊れない(なかった)とか言うが、本書を読むと、それは明らかに誤りだろうし、おそらくその原因は、踊るための音楽を主流として見なかった歴史観にあるのだと思う。1960年代は、毎年のように流行のリズムが作られていった驚くべき時代だったのか。それにしても不思議なのは「ドドンパ」。2015/08/02

ホークス

17
何故かラテン寄りの「ムード歌謡」は謎のジャンルだった(〇〇マンボ等)。実は1960年代前半、マンボ、カリプソ、ツイスト、ドドンパ、ボサノバ、タムレ、スカ等出自も個性もバラバラな「ニューリズム」が怒濤の様に供給されたらしい。当然ビジネス的根拠もあるが、従来の「鑑賞する音楽」「伝統的ダンス」を一時的にせよ圧倒した。こんなムーブメントは体験した人にしか共有できないから、先輩達は黙っていたのだと勝手に納得。この本は著者の情熱が若干くどいが、それ以上の発見がある。特に40代以上の方、音楽を理屈で知りたい方にお勧め。2015/09/27

fwhd8325

17
とっても面白かった。私の体験では、ザ・タイガースの「シーサイドバンド」。このレコードにダンスステップがついており。そのステップを子供ながらまねをした記憶がある。確かに、身体が自然と動く流行歌は多く、橋幸夫もそのひとりだった。リズムで言えば、ルンバ、タンゴと知らずに聞いていたリズムがあり、今でも思い出すようにドドンパ、タムレなどの歴史も嬉しかった。それが、大人もこどもも楽しんだ流行歌。最後の流行歌は、ピンクレディーなのかもしれない。2015/06/23

たくのみ

14
ルンバとマンボは大体わかるけど、ドドンパはどんな曲だっけ? オフビート・チャチャチャが源流?アフタービートマンボ?純国産?読むほどに諸説あって、謎が謎を呼ぶ。大江健三郎、永六輔、大橋巨泉、様々な文化人が音楽文化に関わり、そして消えていく。ツイスト、ニューリズム、ボサノヴァ、タレム、サーフィン、スカ、スイム、アメリアッチなど新しいリズムが次々に押し寄せる。ちょっと専門的で読みにくいけど、ディスコサウンドとピンクレディー、ユーロビートは逆輸入されたドドンパ、というあたりは面白く読めた。2015/08/31

くさてる

14
普段、読書する時は音楽を聴かない私ですが、この本だけは手元にiPadを置いてYouTubeを使いながら読みました。歌って、踊って、恋をした、という帯文句のまま、昭和の日本でどんなリズムが愛されて踊られてきたのかが分かる内容です。自分の知っているものもあれば知らないものもありましたが、どれも楽しく、華やかで、懐かしい感じがします。しかし、その流れは現代のAKBやゴールデンボンバーにまで繋がるというのがまた楽しい。面白い一冊でした。2015/05/20

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