NHK出版新書<br> 日本語と英語 - その違いを楽しむ

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NHK出版新書
日本語と英語 - その違いを楽しむ

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  • サイズ 新書判/ページ数 185p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140883914
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0295

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SOHSA

41
《図書館本》20代の頃から片岡義男の書く小説の大ファンだった。描かれる風景と空気の乾き加減が好きだった。舞台が日本であってもどこか日常とは距離感のある物語に魅了された。それは片岡義男がハワイ出身の父を持ちその環境の中で生きてきたことと関係があるのかもしれない。本書はそうしたバックボーンを持った作者が書いた日本語と英語の差異についてのエッセイだった。更に言えば両語の表現における構造論、語感論或いは意味論といったもの。最終的に思想の違いという点に行き着いた。英語のみならず日本語を見つめ直す良い機会となった。2017/08/28

踊る猫

28
片岡義男は常に真面目に考察を続ける。この本でも、「日本語と英語」の相違と共通点が極めて大真面目に論じられる。故にユーモアがないところが気になるのだが、しかし視点はユニークでこうしたシリアスさの中に遊び心を読むのがまっとうな読み方かもしれない。私なりに「いやそれは違うんじゃないか」と思うところはあるにせよ、マニアックに堕ちすぎない着眼点の鋭さとそこから理知的にマクロな相違を引き出そうとする力は侮れない。私もまた自分なりに「日本語と英語」の相違並びに共通点を考えて、自分なりのインデックスカードを作ろうかと思う2022/03/08

踊る猫

25
片岡義男から学べるのは、おそらく人が相手に向けて言葉を発する時にどう心理的に変化するかなのだと思う。英語で何かを発する時は私たちは「I」と「You」で己と相手を呼ぶ国の所作らしく「個人」として世界と対等に向き合うことになる。ゆえにそこには相対的に(あくまで「相対的に」だけど)しがらみが少なくなる。日本語は主語をヌエのように巧みに文の中に溶かし込んでしまう言葉なので言いたいことが主体をはっきりさせずに話される空気/雰囲気を生む。どちらがいい、という問題ではないのだろう。だがこの両者が対立を生みうることも確か2023/02/13

踊る猫

25
コンパクトだが侮れない。片岡義男はインデックスカードに気になったフレーズを日本語・英語を問わずメモする。その後それを忘れるという重要な作業を経て(もちろんイヤミではなく、メモとはそういうものだと思う)、改めて読み返す。その時、なぜそのフレーズに心惹かれたのかを考えることで過去の片岡が現在の片岡と出会う。自分の中の他者性、と呼べばキザになってしまうがしかしそんな自分の中の分裂にセンシティブに対応すること。そうした純朴さ・誠実さがこの小書の風通しと見晴らしを良くしており、読んでいてとても清々しい。鋭くかつ痛快2022/07/25

Yuuki.

21
第1章は100%日本語で生まれ育った自分が気付くことのなかった日本語の不思議や英語圏にいないとなかなか目にしない英語表現などが多々紹介されていて非常に面白かった。第2章は英語・日本語の翻訳が仕事や趣味の人間なら常に著者と同じように考えているだろうと思われる内容が、例文を変えて繰り返し書かれていたため、ちょっと飽きてきた。第3章は様々な文章の訳し方に目から鱗が落ちまくり。翻訳する際に、著者のように小慣れた日本語(もしくは英語)にサラッと辿り着けるくらい知識と実力をつけたい。割と勉強になるコラム集だった。2017/04/27

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