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NHK出版新書
驚きの英国史

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140883808
  • NDC分類 233
  • Cコード C0222

内容説明

「Keep Calm and Carry On(落ち着いて行動しましょう)」。第二次世界大戦中、市中に貼られたポスターのコピーは、イギリス人の「自画像」にぴたりと当てはまった。その国がなぜフォークランド紛争では、あれほど盛り上がってしまったのか。神話・伝説の時代から現代まで、イギリスの「今」を形づくってきた歴史の断片を丹念に拾い集め、その興味深い実像へと迫っていく。イギリスの現在を知る40のストーリー。

目次

1 中庸は国の心
2 侵略と分断
3 ときどき偉大な着想が…
4 もうひとつのエデン?
5 アイルランドという“問題”
6 英雄と悪役
7 外交か戦争か
8 イギリス族

著者等紹介

ジョイス,コリン[ジョイス,コリン][Joyce,Colin]
1970年、ロンドン東部のロムフォード生まれ。オックスフォード大学で古代史と近代史を専攻。92年来日し、高校の英語教師、『ニューズウィーク日本版』記者、英紙『デイリーテレグラフ』東京特派員を経て、フリージャーナリストに。07年に渡米し、10年帰国

森田浩之[モリタヒロユキ]
ジャーナリスト。立教大学兼任講師。早稲田大学政経学部卒。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)メディア学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

35
イギリスの暗証番号として不適な数のひとつに「1066」がある。それは1066年の「ノルマン・コンクエスト」-現在の王室の租となった仏・ノルマン人のブリテン島侵攻に由来し、イングランド統一のきっかけとなった事件なのだそうだ。本書は、イギリスのエポックな歴史事件をアットランダムに描く。英国史を体系的にとの思いで手に取ったので肩すかしもあるが、これはこれで楽しめた。「クリスマス休戦」「ロンドンで育った共産主義」「アン・ブ-リンがイングランドを変えた」「宥和政策」「アイルランドという”問題”」等々が興味深い。2021/07/11

showgunn

16
タイトルの割には内容があっちこっちに飛んでいて、英国史というよりはイギリスについての雑学本みたいな感じで読めるのが世界史の知識がまるでない自分にはちょうどよく楽しく読めた。 特にイギリスの国民性についての章が面白くて、労働者階級の賭け事についてとイギリス人の名字についてはもっと読みたかったな。2016/10/14

viola

9
コリン・ジョイス氏の最新刊♪著者と同じく、そういえば私も常に歴史関連書は読んでるよなぁ、と気付かせてもらった1冊。タイトルに嘘偽りはなく、イギリス史関連書は数多くあれど、それらに載っていないような「驚きの」英国史を興味をかきたてるように記してあります。ローマの属州ブリテン、オックスフォード大と町人の争い、奴隷制、レディ・ゴダイヴァ。。どんなに英国史に造詣が深くとも、これに載っていることで知らなかったことが一つはあるはず。「もしも~だったら」という反事実歴史学は面白そうですね。2012/10/26

nob

8
未だにリチャード3世とヘンリー4世の区別もつかなくて、英国史もシェイクスピアも覚えられないのだが、この本は「もっと多くの歴史の本を読んでみたいという好奇心に火をつける」。ガラス底のジョッキの由来、よく目にするKeep calm and …の由来、ガイ・フォークスと彼の顔が由来のマスク。現在でも暗証番号にしてはいけない数字として1066が挙げられているほどの衝撃ノルマン・コンクエスト、三角貿易での残酷な奴隷輸送、じゃがいも大飢饉でアイルランド人口の1/4が失われたこと、など世界史で習ったことも復習。2017/10/29

春ドーナツ

7
「読みたい本」リストが異様に伸びて無用の長物と化しているので(時間は有限、本は無限。おまけに遅読)、メモ用紙に「コリン・ジョイス」と書き写した。ちなみにその上には「吉田健一」と記されている。2017/03/25

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