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NHK出版新書
総力取材!エネルギーを選ぶ時代は来るのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140883679
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0254

内容説明

福島第一原発事故以降、再生可能エネルギーへのシフトが叫ばれている。しかし、そこには移行を阻む「壁」が存在していた。原発からの脱却は可能なのか。その答えを求めて、原子力を推進してきた電力行政の姿から、電力の「地産地消」を目指す被災地や地方の取り組み、ヨーロッパ各国が模索するエネルギー改革の光と影までをNHKが総力をあげて徹底取材。日本の未来を左右する「電力選択」の可能性に迫る。

目次

はじめに いまなぜエネルギーなのか
第1章 「エネルギー自立」への試み
第2章 自然エネルギーと電力行政
第3章 スペインの模索―固定価格買い取り制度の光と影
第4章 スウェーデンの選択―半世紀にわたる試行錯誤
第5章 どう選ぶ?私たちのエネルギー
おわりに 国のかたちを考える

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

28
エネルギー戦略。「原発vs.非原発」という単純な構図ではなく、現在の電力事情や他国の取り組みを通して、読者にエネルギーのあり方を考えさせる印象。北九州、スペイン、そしてスウェーデンの共通点は、選択とリスク受容。民意の反映は、”責任”も意味。印象深いのがスウェーデンの取り組みのきっかけ。自分の意識の低さを痛感。自分の国のこと、社会のこと、そして家族のこと・・・。自身の反省もあり、長男に贈呈済み!2014/06/26

kochi

23
ブクブク交換本。「原発をどうするか、再生可能エネルギーにはどう取り組んで行くのか?」そのようなエネルギー問題への日本としての対応を、スペインやスウェーデンのエネルギー行政の歴史を通じて考える時、取材班は「選択をし、その選択の責任をとる」という民主主義の基盤そのものに行き着く。エネルギー行政のみならず、日本再生もこの「選択と責任」という我々の覚悟にかかっているのかも知れない・・・と思ったり思わなかったり。2012/12/28

フェリシティ

8
学校の課題図書。何というか…面白くない。1ページ目からかなりの苦戦を強いられ1章読んだ時点でギブアップ。私のような理系分野苦手の頭の弱い人間にはひたすらしんどい本でした。物語なら読める!でもこういうのはダメなんだ…笑。ただ、エネルギー問題から目をそらしていいはずもなく、真剣に読んだらきっと得るものもあるのではないかと思います。「難しい本を苦なく読んでなおかつ自分の意見を持てる人って、尊敬するなぁ~」という感想を持った一冊でした(笑)2012/05/16

su

4
ノルウェーのように、契約する電力会社を、発電機の種類で選べるようになるといいよね。口だけで原発賛成反対と言っている人もいるかもしれないし。原発の安い電気がいい人は原発と契約し、事故があったらその責任の一端を負う。少し高くても自然エネルギーがいい人は風力発電やメガソーラーと契約する。どうでしょうか。2013/12/24

壱萬弐仟縁

3
スウェーデンは、責任を引き受けてでも、自ら選択権を行使する条件整備がある(p.149)。そうだからこそ、代替エネルギーを導入するしくみもつくりやすいのではないか、と思った。エネルギーのパラダイム転換を上手にしないと、日本社会はいつまで経っても、環境に負荷をかけるだけでなく、将来世代にツケがまわってしまうことが懸念される。ただ、野田政権は、半年前には脱原発としいたのに、今ではもう再稼働を画策している。この手のひらを返した政治には不信感が漂う。2012/05/03

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