NHK出版新書<br> 「うまいもん屋」からの大阪論

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NHK出版新書
「うまいもん屋」からの大阪論

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140883570
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0295

内容説明

仕事帰りのビジネスマンでにぎわうキタの串カツ屋、カウンター越しのライブ感を味わうミナミの割烹、芦屋の「大阪より大阪らしい」うどん屋。地元の常連と料理人のやり取りや、店のたたずまいから見えてくるもの。「うまいもん屋」を訪ねれば、その「街」のすべてがわかる―ナニワの名物編集者・江弘毅による、極上の「街場論」。

目次

第1章 ミナミ―最も大阪らしい「街場」と「うまいもん」のスタイル
第2章 キタ―大ターミナルと北新地の「大阪的」
第3章 船場―店に見る「船場らしさ」
第4章 大阪24区―「駅ごとに違う街」の違い方
第5章 北摂、芦屋―大阪が作った郊外と大阪人DNA
第6章 京都―「独特」に凄む「京都らしさ」
第7章 神戸―「港町人」気風の開かれ方と軽やかさ

著者等紹介

江弘毅[コウヒロキ]
1958年、大阪・岸和田生まれの岸和田育ち。『ミーツ・リージョナル』(京阪神エルマガジン社)の創刊に携わり12年間編集長を務める。現在、編集集団「140B」取締役編集責任者、神戸女学院大学非常勤講師。2011年4月より『大阪人』編集を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shimaneko

11
諸事情により去年から大阪(梅田)に行く機会が激増したので、東京人からは見えにくいというか未知の世界を垣間見た気分。なかなか面白かった。粉もんと串カツだけじゃないのだね。2018/02/25

Amano Ryota

3
消費の場としての街ではなく、生活の拠点としての街という視点から、おいしい店(うまいもん屋)を通して語られるそれぞれの街の雰囲気や歴史が面白い。ガイドブックが、特定の店に行くための手引書だとすると、本書は店も含んだその場所自体に行きたくなる。関西に限らず、人は色々な人と出会って、大人になっていくものだと思うけれど、そういう人と人との交流の受け皿となる街という場所も、人を育てるものなんだなと考えさせられる。それは飲食店とは限らないだろうし、いわゆるお店、商売というものはそういう街を作る側面もあるのかな。2014/12/03

Humbaba

3
その街のことを知ろうと思ったら,街にある店について知ることが一助となるだろう.ただおいしい物を出すというだけならどこにでもあるが,値段に見合った,しかもその人情味のあるサービスを提供するとなれば,大阪の右にでるものはいないだろう.2011/11/22

Koji Hosoda

3
作者は雑誌ミーツの編集長だった人。大阪をうまいもんから考察するところがおもしろかった。一気に読んでしまった。今度、街歩きするとき手に持っていきたい。2011/10/08

Levi

3
「うまいもん屋」と客の関わりから大阪の街場を考察した本。思わず「そうそう」なんて言ってしまうリアル感が良い。ガイドブックを見て「うまいもん屋」に行く前に読んでおくと食がよりいっそう楽しくなりますよ。北摂の話はちょっと脱線気味な気がしました。最後に京都と神戸についても語られているのも嬉しかった。特に商売屋の玄関の水撒きが大阪と京都では大きく違う、その理由がそれぞれの町の違いを際立たせてた。2011/10/08

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