生活人新書<br> はじめての宗教論 〈右巻〉 見えない世界の逆襲

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生活人新書
はじめての宗教論 〈右巻〉 見えない世界の逆襲

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  • サイズ 新書判/ページ数 269p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140883082
  • NDC分類 160.4
  • Cコード C0214

出版社内容情報

論壇の雄にして「知の怪物」による
究極の入門書、ここに登場!

合理的な「見える世界」が支配するこの時代。しかし、人間の「見えない世界」への関心と結びつき、スピリチュアル・ブームから政治の領域まで、宗教は様々なところに顔を出す。キリスト教神学に照準し、聖書の正しい読み方から神学的思考の本質までを明快に解説。21世紀を生き抜くための知的体力が身につく、著者渾身の書き下ろし!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

99
面白いけど難しい、難しいけど面白いです。当方の仕事は理系の仕事なので「見える世界」です。しかし、同時に会社員でもありますので組織やヒト(の感情)という点では当に「見えない世界」。この2つの世界を繋ぐための“準備(敢えてこう言わせていただきます)”について語られていてもの凄く興味深いです。これは再読、いやいや、何度でも読みたい本になりました。姉妹本の左巻も読む!2019/07/14

10
日本人の無宗教は他の宗教圏から見ると理解しがたいものらしい。文字通り神を信じないと解釈されるから。その言葉を理解して使っているのは、神学論争をして改革までした西洋文化圏なのだろう。曖昧さを美徳としてきた日本で、最近はカルトのような宗教論が溢れるようになってきた。ここで宗教とはなんなのかを、キリスト教プロテスタントの著者がプロテスタント目線でキリスト教を論じている。宗教全体を論じるに新書ではどうしても内容が薄くなるが、キリスト教に絞ったことで当初の目的が分かりやすく出ている。キリスト教理解に役立つ本でした2012/05/28

Miyako Hongo

8
左巻を買ったけど右巻の内容忘れてたので再読。神が死んでからこっち、超越的なモノに飢えた人間はろくでもないモノに騙されがちです、人間がこれまでキリスト教とどんな感じで付き合ってきたか知っといた方がいいですよ的な本。 まー確かに神に選ばれてるって思い込みに代わって我々は選ばれた民族である的な自己の立て方とか、カネが正義的な主張がハバきかせてきた観はあるなと。 宗教はともかく、周辺知識てんこ盛りなんで、色々豆知識的に読める本だと思います。「キリスト教の開祖はパウロだ」とかね。2014/02/16

hwconsa1219

6
キリスト教プロテスタントの視点をもとに、著者が考える「見えない世界」宗教を理解するための入門的な解説本です。この視点は確かに重要で、宗教を否定する人でも、人間は何かを信じなければ生きていけないため、気づかないうちに別な何かを「信仰」してしまっていると思います。・・・しかしそれにしても西欧の哲学は、その歴史の長さゆえか非常に議論に奥深さを感じるなぁと改めて思いました。2017/08/27

getsuki

6
キリスト教徒でもある著者が贈るキリスト教神学論。のっけから北朝鮮の著作から神話の成り立ちを解かれて驚く。確かにその通り……。それなりの知識は持っていたつもりですが、分からない事も多く、楽しく読めました。左巻も期待。2015/03/14

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