内容説明
「これから」をより正確に見通すためには、情報を集めるだけではダメ。ジャーナリストとしての経験をもとに、新聞、雑誌、テレビ、書籍、インターネットなどのメディアから価値ある情報をつかみ、今後を予測していく手法を初公開する。不安に満ちた時代でも、「これから」を読むことができれば仕事や人生もよい方向に変えられる。
目次
序章 「見通す力」を使って将来を予測する
第1章 「見通す力」はこうして鍛える
第2章 見通すための情報収集(1)新聞、テレビなどを使った「ニュース定点観測」
第3章 見通すための情報収集(2)雑誌や書籍、ウェブサイトなどを使った「深掘り情報収集」
第4章 仮説を設定し、検証してみよう―信頼できる情報をもとに、「これから」を予測する
第5章 私はこうして先を見通そうとしてきた
第6章 「自動車業界」のこれからを見通してみよう
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
1950年生まれ。73年NHK入局。報道記者として、松江放送局などを経て、報道局社会部へ。その後、首都圏向けニュース番組のキャスターを5年間、「週刊こどもニュース」のお父さん役を11年間務めた。05年NHK退社。現在はフリージャーナリストとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
81
非常に読みやすくベストセラーになったのがよくわかる。二世議員の動向を見通すところが今から見るとあたってるところもあり驚く。内容は至極まともなことを書いてあるなと思った。2013/02/24
ごへいもち
22
いいことが書いてあるんだろうけど私には無理っ!この本でサブプライムローンの意味がわかったっていうレベルだしw。自民党最後あたりの歴代の首相の引き方についてはなるほどと思ったわ2012/05/31
緋莢
21
今の時代を読むとともに、次に何が起きるかを予測していくための「見通す力」。それは特別なものではなく、誰もが持つことの出来る力を、どのように身に着け、鍛えていくべきか。情報の収集、選別、仮説の設定、検証のやり方や著者が「見通す力」で行ってきた予測を明かした本。2015/09/14
ふろんた
20
「新聞を通読すると新書2冊の分量になる」。私は新聞を定期購読していないので、それを補完するには1日1冊位教養をつける本を読まないとなあ。2014/04/18
金平糖
19
「見通す力」の大切さと、『「情報収集」→「仮説」を立てる→「検証」する』という方法は不変のため古さを感じさせない。3.11後のマスコミと政府には不信感を拭い去れず、信頼できる発信者を探すのが至難の業に思え嘆息。しかし池上さんは数少ない貴重な信頼すべき発信者。特に面白かったのは「二世仮説」。国の為ではなくエディプスコンプレックス克服に政治を利用しないで欲しい!再び登板した二世のアベノミクスはインフレが懸念され「見通す力」の活かし方の一例に投資が提案されていたので探ってみると目当ての物は急高騰済み…^^;2013/03/10