生活人新書
「アメリカ社会」入門―英国人ニューヨークに住む

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140882931
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0236

出版社内容情報

ニッポンの次は、もちろんアメリカだ。
『「ニッポン社会」入門』の著者が放つ待望の第二弾!

「アメリカの謎」あるいは「ぼくの愚痴」
○「ありがとう」の返礼が、なぜ「たしかに」なの?
○スポーツは地域限定のマイナーなものばかり
○チューインガムを発明した人は責任を取って
○なぜ伝道師たちは見返りに金銭を要求するのか?
○富裕層に驚くほどやさしい貧困層
○出身大学の名前が入ったトレーナーを着るなんて
○絶対に自分の非を認めようとしない人たち
○そこまで真っ白な歯にしなくてもいいんじゃない

内容説明

ニューヨーカーたちは思いのほか丁寧で愛想もいい。でも、心しなくては。その親切な仮面の下では、何か巧妙な悪だくみが進行しているかもしれないから。「ニッポン社会」への入門を無事果たした英国人ジャーナリストの次なるターゲットはアメリカだった。スポーツ、ユーモア、社交、格差、幸福感…。母国イギリスとのさまざまな比較から見えてきた「アメリカ社会」の意外な素顔とは。

目次

ニューヨーカー―もっとも無礼で粗野な人たち?
ニューヨークにまつわる歌―「歩くジュークボックス」から流れる三曲
アルコール事情―「ビール王」を名乗るには早すぎる
ユーモアのセンス―『ザ・シンプソンズ』と『オニオン』には脱帽
アメリカン・スポーツ―思い入れがあるのは彼らだけ
貧富の格差―アメリカン・ドリームなんて幻想だ
ニューヨーク生活―移住を考えている人へのお役立ちガイド
ニューヨークの愛称―“ゴッサム”に込められたメッセージ
イギリス人とアメリカ人―いとこのような「特別な関係」
アメリカの英語―日本語くらい上手に話せたら
アメリカ人との出会い―癪に触るデイヴとおとなしいデイヴ
アメリカ式社交術―ネットワーキングにはぞっとした
アメリカ人の発明―長靴、パレード、ニックネーム
ちょっとした違和感―アメリカ社会のおかしなところ

著者等紹介

ジョイス,コリン[ジョイス,コリン][Joyce,Colin]
1970年、ロンドン東部のロンフォード生まれ。オックスフォード大学で古代史と近代史を専攻。92年来日し、神戸で日本語を学ぶ。埼玉の公立高校の英語教師、『ニューズウィーク日本版』勤務を経て、英高級紙『デイリー・テレグラフ』の記者となる。現在、フリージャーナリスト。07年からニューヨーク在住

谷岡健彦[タニオカタケヒコ]
1965年大阪府生まれ。東京大学大学院英語英米文学専門分野修了。東京工業大学准教授。現代英国演劇専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

22
英語と米語の違いを、イギリス人が解説するという面白さ。日本の総理やイギリスの首相が、就任のときに「神に誓って」なんてことは絶対に言わないけど、アメリカってやるな、なんて当たり前のことについても、歴史的な背景を考えたら理解できるのかも知れない。う~ん、奥が深いな。2013/10/03

したっぱ店員

11
外国の方がアジア人の区別がつかないように、日本人からみるとアメリカ人もイギリス人もそんな違わないと思いがち(言葉も通じるし)だが、実はこんなに違う!!という話がいちいち興味深かった。まあアメリカの人ってとにかく「アメリカが一番!!」って思っている感じがするし、(これも偏見?)やはりプライド高そうなイギリス人には、住むといろいろイラっとすること多いんだろうな~と思わされました。アメリカのネットワーキングの考え方、日本でもこういう人増えてるような気がしますが、どーも好きになれない・・。2011/01/07

viola

6
似たように思われる、アメリカとイギリスの違いを強く実感させられます。けっこう辛口です。前著の「日本社会」入門のほうがお腹を抱えて笑えるのは、単に私がハワイ以外のアメリカに行ったことがないから? ・・・・いや、違うような気もします。 イギリスと、アメリカの良いところを伸ばせればいいのでしょうが、そう上手くはいく気がしないなぁ・・・・・。 アメリカは自由の国。あまりそうは思っていなかったけど、ますます思えなくなってきました・・・・。2010/08/10

すぎえ

5
私は日本生まれの日本育ちだが、そういった日本人がアメリカを陰影をもって捕らえるにはかなり参考になる一冊。著者によると米国と英国の関係はいとこのようだという。重なる面、重ならない面を持ち、適度に距離を保っている関係だ。両者を言葉、パーソナリティ、文化の点から比較できるからわかりやすいし面白い。文体や構成もとてもおもしろい。あと『アメリカ社会』を紹介する上で英国、日本も引き合いにだされるからわかりやすいわけだ。まさに共通の友人について話すうちにお互いのことも理解するような感じだ。2009/10/31

チエコ

4
イギリスとアメリカのちがいを、英国出身の著者が語る面白さ。日本はやっぱり、戦後アメリカ的に進化したんだなぁという感じがしました。2014/08/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/542215
  • ご注意事項