生活人新書
グリーン・ニューディール―環境投資は世界経済を救えるか

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140882924
  • NDC分類 519.1
  • Cコード C0233

内容説明

100年に1度と言われる大不況のなか、オバマ大統領が経済再生の切り札として期待をかけるグリーン・ニューディール政策。環境投資は、雇用と需要を生み出すのか。そして自然エネルギーへの転換は、私たちの生活と社会をどのように変えるのか。オバマの登場で急速に動き出したアメリカの「環境エネルギー革命」の実情、さらには日本の課題や最新環境技術までを網羅した一書。

目次

第1部 アメリカ グリーン・ニューディールが変える経済と社会(太陽光が雇用を生む;風力発電で地域を再生する;次世代電力網「スマート・グリッド」の衝撃;“グリーン・ファンド”―投資が当たれば利益は莫大;オバマ大統領と「グリーン・エコノミー」;グリーン・ニューディールを支える若者たち;環境技術で“勝ちにくる”アメリカ)
第2部 日本 世界一の技術力と迷走する環境政策(「グリーン産業革命」は、日本が起こす!;始動「日本版グリーン・ニューディール」;越えられない省庁間の壁;風力発電で地域活性化―理想と現実)

著者等紹介

寺島実郎[テラシマジツロウ]
日本総合研究所会長・多摩大学学長・三井物産戦略研究所会長。1947年生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。三井物産ワシントン事務所長、戦略研究所所長などを歴任。内閣官房地球温暖化問題に関する懇談会委員

飯田哲也[イイダテツナリ]
環境エネルギー政策研究所所長。1959年生まれ。京都大学工学部卒業、東京大学大学院博士課程単位取得。中央環境審議会委員、東京都環境審議会委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

5
これからも豊かな生活を維持するためには,今までのように消費を基本とした生活を改める必要がある.石油などの資源は,一度使ってしまえば再びできるまでに気の遠くなるような時間が必要になる.だからこそ,自然エネルギーを用いた発電を始めとした,環境への投資を行うことが大切である.2012/02/09

〆さば

1
2009年時点でのアメリカと日本における「グリーン・ニューディール」の動きを概説した本。再生可能エネルギーの普及を進めるためには、技術革新だけではなく制度面からの支援が必要だ。たとえば、税制優遇や補助金制度、固定価格買取制度である。とりわけ重要なのは、政府が市場に対して環境エネルギーの普及を進めるための長期的な構想を示し、将来の収益面での不安を払拭することだ。そうすることでこの分野に対する投資が増加し、再生可能エネルギー市場が発展していくだろう。2012/06/20

リル

1
日本と言う国は、ゆっくりとしか変われない。それを見せ付けられた気がする。日本のエネルギー効率がよいのは誇れるところだけど、考えなしなところはどうにも我慢できません。政治家になりたくなる一冊でした。借金に押しつぶされて戦略のある政策なんて無理なのかもしれませんね。2010/11/30

yo yoshimata

0
再生可能エネルギーの導入に先駆的に取り組んできたアメリカのいくつかの州の実例が豊かで学ばされます。2012/01/22

ちゅり

0
未曾有の金融危機の中で他国に比べ日本は回復が遅いと言われるが、対応の遅さ要領の悪さをここにも感じた。環境立国という方針は将来性を感じるのだから具体案を打ち出す必要がある。変化を嫌うのは日本人の国民性なのだろうか2010/02/19

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