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生活人新書
金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉

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  • サイズ 新書判/ページ数 209p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140882764
  • NDC分類 338.9
  • Cコード C0233

内容説明

サブプライムローン問題に始まり、“リーマン・ショック”で爆発した世界金融クライシス。それは米国型「投資銀行」ビジネスモデルの崩壊とともに、天文学的なマネーが流動する世界の資本主義経済が、次のステージに突入したことをも意味している。早くから金融バブルの崩壊を予見してきた気鋭エコノミストが、この未曾有の金融クライシスの本質と、世界と日本のこれからを鮮やかに読み解く。

目次

第1章 アメリカ発世界金融危機
第2章 危機の震源、サブプライムローン問題とは何か
第3章 「アメリカ金融帝国」はなぜ生まれたのか
第4章 世界は不況からいつ脱出できるのか
第5章 「アメリカ金融帝国」終焉後の世界
第6章 日本経済の生き残る道はどこか

著者等紹介

水野和夫[ミズノカズオ]
三菱UFJ証券参与・チーフエコノミスト。1953年生まれ。80年早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。八千代証券(現・三菱UFJ証券)に入社。98年金融市場調査部長。2000年執行役員。05年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジェンダー

26
CDOにCDSが付いて貸す側も借りる側も良かったのかもしれないけど返してもらえるかわからない人達に高金利で貸すのは問題だったと思います。それが低金利ならまた違った結果になったと思います。そして手数料を稼ぐ為に無理矢理貸そうとする。ある意味日本のバブルも似たような物だけど証券化することでいろんな方がどれだけ損をしているのかわからない。日本の場合は金融機関だけがリスクを背負っているからどれだけ不良債権があったかわかるけどそれがわからないのも問題だと思う。アメリカや日本の分析がわかりやすかったです。2014/08/23

ちくわん

14
2008年12月の本。まえがきとあとがきだけ。今読んでも…。2020/11/03

小鈴

7
リーマンショックから約1年。この本はショック3ヶ月後に出版されたものですが、一読の価値があります。1974年、1995年、2008年を経て新自由主義の終わりが始まり、世界はどこに向かうのか。今、世界中のどこにも羅針盤は無い。1974年からクロフネは来ていたのだ。でも、それは目に見えるものではない。世界経済の構造転換の最中にいるが、転換の過程にいるときには、何が起っているかなかなかわからないものだ。そのため、既存の方法を繰り返し試して失敗する。今必要なことは、現状認識を共有することだ。2009/08/19

久賀

3
2008年だから今から6年前の金融危機の始まって大被害の起きている最中に書かれた、状況を把握するのにいい本。水野さんの最近の本ではこの後の状況の分析などが書いてあるが、どれも一貫していて、これまでに聞いたことのない新しい視点とわかりやすい分析で、今までと今とこれからの世界及び日本の経済状況を把握するのに役立つ。2013/01/24

aki

3
サブタイトルは「『アメリカ金融帝国』の終焉」となっているが、サブプライムローン問題が顕在化して足かけ4年、「アメリカ金融帝国」は、しぶとく生き延びているような気がする。むしろ、滅びかかっているのは金融帝国のさきっぽにくっついていたニッポン国では。著者は米国と日本の関係を「アメリカ投資銀行株式会社の裏側には、日本輸出株式会社がくっついている。一方がおかしくなれば、もう一方も当然おかしくなる」と表現している。日本は外需で生きていくしかない以上、製造業も小売りも中国、インド、EUへのシフトを加速すべき。2010/03/19

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