内容説明
数学に生きた奇人・変人、そして数学に燃え、殉じたS君など、生身の数学者の日々を愛情を込めて描写。また、自分でいろいろやってみると面白さを感じる「数学の講義生中継」も紹介。エクセルを操作しながら読むと、数学がいっそう身近になるだろう。
目次
第1章 変わり者(我が師H先生;我が友S君)
第2章 S君の読書ノート(S君の読書ノート;S君の雑録;S君の数学読書ノート;若い人がこれからすること;40年間、秘められた教授の思い;S君の悲劇)
第3章 数学の使い道(ガウスの息子;東大教授も大間違い;飯高研究室を訪れる人々)
第4章 数学の講義生中継(現代科学の講義;エクセルで賭けの実習;理論的考察)
著者等紹介
飯高茂[イイタカシゲル]
学習院大学理学部数学科教授。数学のなかでも最も難解な分野の一つと言われている「代数幾何学」のリーダーとして世界的に知られる数学者で、フィールズ賞受賞者小平邦彦教授の正統な後継者の一人。日本数学会彌永賞、日本学士院賞を受賞、また、元日本数学会理事長(会長)、日本数学教育学会理事など多くの役職を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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