出版社内容情報
あれから七年が経過したわけですが、「日本経済」が「復活」したのかどうか明確でないような気がしています。大手銀行の不良債権はとりあえず処理が終わり、デフレ傾向に一応の歯止めがかかり、輸出産業を中心に企業業績は回復し、失業率もピークから減少しつつあります。でも「日本経済の復活」というイメージからは乖離があるのではないでしょうか。(本文より)
内容説明
バブル崩壊後、「失われた10年」といわれる90年代を経て、経済の変化が日本社会のパラダイムを変えつつある。インターネットの急速な普及、雇用環境の劇的な変化、デフレ、人口減少等、かつて想像もできなかった事態は、組織を、個人を、そしてメディアをどう変えていったのか。メールマガジン「JMM」の週刊リポートをテーマ別に再編集。激動の7年を外部からの視点で振り返る。
目次
「景気」と「経済」
雇用と職業
小泉政権・構造改革
変化と格差
アメリカと国益
北朝鮮をめぐって
マスメディアと質問
7年間の質問
著者等紹介
村上龍[ムラカミリュウ]
1952年長崎県佐世保市生まれ。武蔵野美術大学中退。在学中の76年、『限りなく透明に近いブルー』で群像新人文学賞、第75回芥川賞を受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』(野間文芸新人賞)、『イン ザ・ミソスープ』(読売文学賞)、『共生虫』(谷崎潤一郎賞)、『希望の国のエクソダス』など著書多数。近刊に『半島を出よ』(毎日出版文化賞、野間文芸賞)がある。メールマガジン「JMM」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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