生活人新書<br> イタリアンばなな

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生活人新書
イタリアンばなな

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  • サイズ 新書判/ページ数 210,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140880500
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0295

内容説明

翻訳家と作家による、言葉と言葉の幸福な出会い。本書は、「家族」「食」「身体」をキーワードに、イタリアという異文化を通して「よしもとばなな」の世界を旅する試みである。作品の秘密をめぐる語りおろしの対談、イタリアの雑誌に翻訳のみが掲載された、よしもとばななの日本未発表エッセイ『クリスマスの思い出』も収載(イタリア語全訳付き)。

目次

序 イタリアにおける「よしもとばなな現象」(A.G.ジェレヴィーニ)
第1部 言葉と言葉のハネムーン―対談 A.G.ジェレヴィーニ×よしもとばなな(『TUGUMI』;“Tsugumi”;翻訳のポイント ほか)
第2部 アレちゃんと私とイタリア(よしもとばなな)(エスプレッソの秘密;アレちゃんと私;気品と風格 ほか)
第3部 よしもとばななの原点を読み解くキーワード「家族」「食」「身体」(A.G.ジェレヴィーニ)(言葉なきエクリチュール;台所的な空間;食する身体 ほか)

著者等紹介

ジェレヴィーニ,アレッサンドロ・G.[ジェレヴィーニ,アレッサンドロG.][Gerevini,Alessandro G.]
翻訳家・作家。1969年イタリア・クレモナ生まれ。ヴェネツィア大学日本語・日本文学科卒業。東京大学大学院にて学術博士号取得。よしもとばなな作品のイタリア語訳を数多く手がける

よしもとばなな[ヨシモトバナナ]
作家。1964年東京都生まれ。主要な作品に『キッチン』『白河夜船』『TUGUMI』『不倫と南米』『体は全部知っている』『虹』などがあり、近著『王国』より、ペンネームを吉本ばななから、よしもとばななに改めた
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AKIKO-WILL

3
美味しそうなタイトル?イタリアでのよしもとばななさんの人気が凄いんだとこの本で知りました。イタリアで2つの賞を貰ったコトも!イタリアでの日本人と言えばヒデと北野武とそしてよしもとばななさんと言うのもビックリ!そこまで評価される理由は、イタリア人翻訳家のアレッサンドロGジェレヴィーロさんが解説してくれます!そして、2人の意外な縁も!これを読んでいて「キッチン」をもう一度読みたくなりました。2013/08/29

紗々

2
イタリアもばななさんもすきでつい買ってしまった……!ばななさんの小説からみた外国がすきなのかもしれない。 それにしてもアレちゃんほんとにすごい。考察する文献量もだけれど、一文一文細かく拾ってあるのもすごい。2018/08/05

emi ta

2
キッチン=カツ丼というよりも、よしもとばなば=カツ丼になってて、読み終わったあと、美味しいカツ丼を食べました。2013/05/20

黒猫

2
アレちゃん(筆者)がおもしろい! でも、この本はよしもとばななの本に関しての考察であって、そこまでよしもとばななファンってわけじゃない私にとってはそんなにおもしろくありませんでした。。 ファンの人だったらすごく興味深い本なのではないかと思います。2012/09/15

min

1
翻訳って魂を預けるようなことだと思うけど、アレッサンドロさんとばななさんの信頼関係が読み取れて良かった。 ただ、吉本ばなな考については、微妙だと思ってしまった。キッチンは未来、理想で、台所は過去、現在を表すっていうのはめちゃ鋭くて気づかなかったから凄いなぁと思ったり、勿論、学術的には素晴らしいものだとは思うけど、泳いでる魚を殺して解体して、この部位がこう、と解説して、でもそれは生きてた頃の魚とは別物みたいな、気持ちになった。間違ってないけど、本当でもない感じ。2020/12/27

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