感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MIRACLE
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2点(5点満点)。近代日本における立身出世思想(=社会的上昇移動)の変遷を論じた本。議論が未熟という印象をもった(失望した)。「立身出世」というキーワードによりかかるのでなく、自分が言いたいことを整理した上で、議論を展開してほしい。この思想は歴史的な事象である。にもかかわらず作者は事実の調査よりも、むしろ社会学にもとづいた思弁的な評価に中心にしている。そのため内容がうすっぺらで、説得力がない。社会学(本書のばあい教育社会学)の議論は皮相的で、読んでいて虚しい。文章も空疎で無用な表現が多い。2012/02/29
ジジ
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受験社会って奥が深い。旧制高校の学生さんのインテリっぷりを堪能するつもりで読んだですがもっと包括的な論でした。2009/10/05