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MAKERS―21世紀の産業革命が始まる

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  • サイズ B6判/ページ数 311,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140815762
  • NDC分類 509
  • Cコード C0098

出版社内容情報

『フリー』を超える衝撃!
──『ロングテール』『フリー』はデジタルなビットの世界での出来事だった。
  今、デジタル経済の何倍もあるリアルなもの作りの世界で、
  デジタルを動力にした新しい産業革命が始まった!

先進国の製造業の未来がここにある。
デジタルによる革命は、これからが本番だ──
過去10 年は、ウェブ上で創作し、発明し、協力する時代だった。
これからの10年は、その教訓をリアルな世界に応用する時代だ。
製造業は、過去100 年の間にあらゆる点で姿を変えているが、
ひとつだけ変わらないことがある。ウェブのようにオープンではないことだ。
従来の製造業は大量生産で、技術と設備とコストが必要になるため、
大企業と熟練工にほぼ独占されてきた。それが今、変わりはじめている。
どうしてだろう? もの作りがデジタルになったからだ。
21 世紀の製造業は、アイデアとラップトップさえあれば誰もが自宅で始められる。
この〈メイカームーブメント〉は、1985 年のパーソナルコンピュータ革命と同じだ。
そこに世界を変える力を見たスティーブ・ジョブズの情熱を、今に受け継いでいる。
21 世紀のメイカーズ(モノを作る人々)こそが、新しい産業革命の担い手なのだ。

Contents
第一部 革命
 第1章 発明革命
 第2章 新産業革命
 第3章 未来の歴史
 第4章 ぼくらはみんなデザイナー
 第5章 モノのロングテール
第二部 未来
 第6章 変革のツール
 第7章 オープンハードウェア
 第8章 巨大産業を作りかえる
 第9章 オープン・オーガニゼーション
 第10 章 メイカーたちの資金調達
 第11 章 メイカービジネス
 第12 章 クラウド・ファクトリー
 第13 章 DIY バイオロジー
エピローグ 産業構造の新しい形
3D プリンタ
3D スキャナ
CNC 装置
原書『Makers』カバー

クリス・アンダーソン
米ワイアード誌編集長。ベストセ
ラー『フリー』『ロングテール』
の著者が描く次のパラダイムシフ
トは〈メイカームーブメント〉

内容説明

『ワイアード』US版編集長で世界的ベストセラー『フリー』『ロングテール』の著者クリス・アンダーソンが、新産業革命の最前線へと読者を誘う。今日の起業家は、オープンソースのデザインと3Dプリンタを使って製造業をデスクトップ上で展開している。カスタム製造とDIYによる製品デザインや開発を武器に、ガレージでもの作りに励む何百万人という「メイカーズ」世代が、製造業の復活を後押しする。ウェブのイノベーション・モデルをリアルなもの作りに持ち込むことで、グローバル経済の次の大きな波を起こすのだ。世界規模で進行する「メイカームーブメント」を決定づける一冊。

目次

第1部 革命(発明革命;新産業革命―ウェブ世代がリアルワールドに目を向けるとき。;未来の歴史―マンチェスターとイギリスの家内工業に起きたことは世界を変えた。それはふたたび世界を変えるだろう。;僕らはみんなデザイナー―だれでも上手にデザインできる時代がやってきた。;モノのロングテール―大量生産品に飽きて自分だけのものが欲しくなったら?)
第2部 未来(変革のツール―3Dプリンタは、なんでも生み出す魔法の杖になる。;オープンハードウェア―顧客が製品開発を手伝った上にお金まで払ってくれる?そう、ビットを与えれば、アトムが売れる。;巨大産業を作り替える―自動車産業は、製造業の中の製造業。もしこの巨大産業を変えることができるなら、なんだって変えられる。;オープンオーガニゼーション―もの作りの革新は会社組織の革新から。;メイカーズの資金調達―製造の終わりと販売の始まりの境界線はどこにあるのだろう?メイカー市場には、境界など存在しない。 ほか)
エピローグ 製造業の未来―西側先進国は復活できる。
付録 二一世紀の工房―さあ、メイカーへの第一歩を踏み出そう。

著者等紹介

アンダーソン,クリス[アンダーソン,クリス][Anderson,Chris]
『ワイアード』US版編集長。ジョージ・ワシントン大学で物理学の学位を取得後、カリフォルニア大学バークレー校で量子力学と科学ジャーナリズムを学ぶ。ロス・アラモス研究所の調査員を務めたあと、『ネイチャー』誌と『サイエンス』誌に6年間勤務。その後、英『エコノミスト』誌の編集者としてロンドン、香港、ニューヨークで7年間テクノロジーからビジネスまで幅広い記事を扱い、また1994年には同誌のインターネット版を立ち上げた

関美和[セキミワ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業。電通、スミス・バーニー勤務の後、ハーバード・ビジネススクールでMBA取得。モルガン・スタンレー投資銀行を経てクレイ・フィンレイ投資顧問東京支店長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

119
読むとものづくりしたくなる本。メインフレームからPCを経てクラウドに変化したコンピュータの歴史や、家庭用プリンタの普及などと対比しながら、未来の3Dプリンターが起こす革命的な変化を予言。設計から製造方法まで徹底的にオープンにすることで、特許ではなくコミュニティが模倣から製品を守ってくれるという考え方が刺激的。クラウドファンディングやテスラの電気自動車など、個別のトピックは「知っているつもり」でいたが、第一次産業革命から溯って、歴史的な関係性と意味づけを教えてくれる。すでに起こっている数々の事例も面白い。2015/01/13

ひろき@巨人の肩

93
デジタルDIYを原動力とした産業革命。ビットの世界で起きたオープンソース・コミュニティとニッチ製品の総売りが主力品を上回るロング・テール市場がアトムの世界でも実現する。3DスキャナーとCADによりアトムをビットに変換し、3Dプリンター、CNC装置、レーザーカッターによりビットをアトムとして出力する。工作機器のオートメーション化により、試作品から1000〜10000個レベルのsmall batch、大量生産までグーローバル・サプライチェーンをデスクトップで管理。現在は加工品が主流で、将来はバイオ・化学。2021/02/12

ショウヤ

51
読むと何か作りたくなるし、なんでも作れそうな気がしてくる本。面白かった!3Dプリンターやらクラウドファンディングやら、いい時代になってきたなー!2014/04/14

たー

48
3Dプリンタの普及で規模の大きな製造業のモノづくりも変わってきている。この本に書いてあるような未来が来ても不思議ではないだろうな。2013/06/23

Miyoshi Hirotaka

43
家内制手工業が工場制機械工業に移行したのが産業革命。トヨタのかんばん方式、流通業者のプライベートブランド、ユニクロの製造小売はこの改良型。いずれも大量にものを作るというドクトリンの上に成立している。これを根本的に覆すのが3Dプリンター。必要なものを必要な時に必要なだけ作ることができるようになる。ネットは販売数の多い商品に依存しないロングテールビジネスを可能にした。この変化が製造業にも押し寄せている。誰もがメイカーになれる。数千人のニッチ市場に向け大工場では作らないものを作って生きてゆける時代がやってくる。2017/04/08

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