NHKさかのぼり日本史〈5〉幕末 危機が生んだ挙国一致

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NHKさかのぼり日本史〈5〉幕末 危機が生んだ挙国一致

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  • サイズ B6判/ページ数 131p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140814895
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0321

内容説明

歴史には時代の流れを決定づけたターニングポイントがあり、それが起こった原因を探っていくことで「日本が来た道」が見えてくる。ペリー来航をはじめとする西欧列強の圧力―それはかつてない危機の意識を人々にもたらした。1867年→1866年→1860年→1853年の日本史上最大の“革命期”を活写する。

目次

第1章 王政復古・維新の選択―1867年(慶応3年)(岩倉具視の「天下一新策」;政治体制三つの選択肢;王政復古の大号令のいきさつ;「王政復古」の真意;旧幕府勢力の抵抗/天皇と近代政治を結びつける)
第2章 長州征討・新秩序の模索―1866年(慶応2年)(幕府専制の終焉;初めての「公議」の試み―参与会議とその失敗;禁門の変から第一次長州征討へ;第二次長州征討―幕府惨敗の経緯;庶民にも見限られた幕府)
第3章 桜田門外の変・幕府専制の限界―1860年(万延元年)(なぜ、幕府批判が可能になったのか;条約勅許問題と将軍後継者問題;安政五年政変―悪循環へのはまり込み;桜田門外の変と政治運動の噴出)
第4章 維新の原点・ペリー来航―1853年(嘉永6年)(十九世紀前半の世界情勢;アヘン戦争後の対外政策;海外情勢と風説書;目の当たりにした黒船;日米和親条約締結と二港の開港;「挙国一致」努力の意外な結末;「近代」の歴史から振り返ると)

著者等紹介

三谷博[ミタニヒロシ]
1950年広島県生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専門は日本・東アジア近代史。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

22
サブタイトル通り、危機が生んだ挙国一致の近代国家設立への過程として維新期を描いています。薩長対佐幕の叙述の中では忘れてしまいそうなそもそも論として大事だと感じましたが、外圧に対するものとしてを第一義として国が形成された事が、その後の歴史を作っていくことにも繋がるような気もしました。2018/05/11

takizawa

8
シリーズ5作目となる本書は幕末〜維新の激動期を扱っている。教科書の行間を読んでいるような丁寧な記述がこのシリーズの良いところ。幕末期の日本人は海外をよく研究し,相当に周到な判断をしていたことがよく分かった。また,ペリー来航が庶民のあいだでも問題として共有されており,結果として国民国家意識形成の萌芽となったという記述があった。当時の庶民の知的水準高い。。2012/01/22

Meistersinger

4
王政復古から長州征討、桜田門外の変そしてペリー来航へとさかのぼる。幕府の権威失墜が大きな流れだが、ペリー対応で広く意見を求め(庶民からも寄せられた)国民国家の原型を作った老中・阿部正弘への評価に繋がったのは面白い。意見公募は幕府権威の失墜の始まりでもあったが、海軍伝習所開設や大名との協議体制などは「文明開化」の下準備をなしたのである(同時に18世紀末から幕府内に対外対応のノウハウは蓄積され始めていた)。近代以降、東アジアで日本が最も成功した事実を考えると、幕府が残した遺産は大きかったと言える。2015/03/24

takuchan

4
日本が生き残るために、徳川は犠牲になった。後世に生きる我々は、阿部たちに感謝しながら、そう語り続けるべきではないでしょうか。/ キーワードは「挙国一致」。明治維新の元来の目的が倒幕ではなく、西洋諸国の侵略を防ぐことに集中されていたから革命にしては犠牲者が少なかったという視点は重要。攘夷論は初めから戦略的判断に貫かれていたというのが本当だとしたらすごい…。2014/12/22

Taro.H

3
幕藩体制完成から200年余り、盤石であった幕府の体制は、脆く崩れ去ったのか。そのような「革命」がありながら、維新政府はなぜ比較的スムースに成立することができたのか。ペリー来航から維新までの15年間というのは、実に沢山の謎を含んでいる。ペリー来航に対し幕府は無為無策であったという誤解は流石に最近は解消されつつあるが、それでもなお、倒幕派対佐幕派のような簡単な理解でこの時代を説明しようという向きはある。本書は僅か120頁の薄さで、広く丹念に事実を拾い、更にそれが時代に与えた影響を評価する重要性を教えてくれる。2012/06/04

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