内容説明
NHK「仕事学のすすめ」から生まれた本。「顧客の創造」「知識労働者」…ユニクロ躍進の原動力、そこにはドラッカーの教えがある。
目次
第1章 顧客を創造せよ(社会に貢献するために企業は存在する;付加価値のある商品を提供せよ ほか)
第2章 人間が幸せであるために(ドラッカーとの最初の出会い;株式上場のとき再びドラッカーに ほか)
第3章 主役は「知識労働者」(全員が「個人商店主」になるべきだ;サラリーマン意識を捨てろ ほか)
第4章 企業は社会の公器だ(「よい企業」であることを追求せよ;難民キャンプ支援と瀬戸内オリーブ基金 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
laili
6
ドラッカーはもしドラしか読んだことがない邪道もの。それにしても柳井さんの経営論は相変わらず心に沁みます。仕事ってこうあるべきだよね。というのを日々上層部のいざこざに巻き込まれている身としてはハッとさせられました。2015/07/21
所沢
5
「顧客の創造とは顧客の潜在意識の中で需要があるが商品化されていないものを提供する。商品開発では顧客が何を求めているかを考える。企業の唯一の使命は、顧客に必要とされるものを提供すること」経営者のドラッカー論は視点が面白いと感じた。2015/03/09
万次郎
3
企業のあり方を考える上でヒントになることが多い。 ユニクロの実施している一つ一つは決して目新しい事ではないが、それらが一つの思想・理念・哲学の基に、有機的に結びついている所が凄い。 だから、良い企業であるのだろう。 読みやすいし、お薦めです。2012/05/12
あおいたくと@灯れ松明の火
3
借り本。もしドラを読んだ後、ユニクロの服が好きだったこともあり手に取った一冊。今でこそドラッカーが愛読書だという柳井さんだけど、昔はそんなに響いてなかったということが少し意外だった。でも自分自身も何年も経ってから読み直した本がより好きになった経験はあるので、その感覚に近いのかなとか解釈。ドラッカー関連で手に取った筈だけど、ユニクロがもっと好きになりそうな一冊だった。2012/04/10
SHOTA
2
柳井氏がドラッカーの作品をどのような局面で役に立ったかという経験談と、現在その読書経験を通じて、彼が経営しているファーストリテイリングにどのように適用しているかとうことが主に紹介されている。 また、彼曰く、ファーストリテイリングがここまで成長したのは、全員経営という考えが基になっていることが理由に挙げられるそうである。 経営者が決めたことを行うのではなく、全員が経営者の視点に立って考えるスタイルが柳井氏の言う全員経営である。 この考え方も、ドラッカーの書物に深く影響が受けたそうである。2016/05/08